ロシア北極圏ヤマル産LNG、北極海航路経由で中国に到着~中国海洋石油CNOOCが初の調達

ロシア北極圏ヤマル産LNG(液化天然ガス)、北極海東周り航路で中国に到着~中国海洋石油CNOOCが初の調達

 

ヤマル産のLNGがいよいよ中国に到着したとのことです。

ロシアのノバテクが北極海のヤマルで開発しているヤマルプロジェクトのLNGが、いよいよ中国・福建省の受け入れ基地に到着したとのことです。

CNOOC receives first LNG cargo from Yamal

 

 

 

ヤマルLNGプロジェクトとは?

ヤマルLNGプロジェクトとは、北極圏のヤマルで開発中のLNG(液化天然ガス)プロジェクトです。

このヤマルLNGプロジェクトを推進しているのはロシアのノバテクですが、ほかに出資者としてフランスのトタル、中国の中国石油天然気集団CNPC、一帯一路基金なども出資しています。

商船三井の砕氷LNG船が中国入港 ヤマルLNGプロジェクト本格稼働へ

 

 

ヤマルLNGプロジェクトと北極海東回り航路

また、輸送を担うオペレーターとして、LNG輸送に定評のある商船三井が関わっております。

商船三井はヤマルLNGプロジェクトのために、北極海東回り航路に利用するための砕氷船型LNG船を用意しました。

かなり気合が入ってますねw

 

ヤマルLNGプロジェクトから中国海洋石油CNOOCがLNG受け入れ

今回、ヤマルLNGプロジェクトからのLNGを受け入れたのは、中国のエネルギー大手、中国海洋石油CNOOCです。

中国は環境汚染、大気汚染を防ぐため、エネルギー源を石炭から天然ガスに切り替えようとしています。

大量の天然ガスを必要としており、オーストラリアのウッドサイドペトロリアムやロシアのノバテク、カナダなどからの調達を急いでいます。(アメリカからも大量に輸入するはずでしたが、米中貿易戦争の余波で規模が縮小しています。)

 

ヤマルLNGプロジェクトの今後

ヤマルLNGプロジェクトですが、今年8月には第二トレイン(※1)が稼働開始(550万トン)、今後の第三トレインが稼働すると、総計1650万トンのLNG生産が可能になるとのことです。

※1 トレイン・・・天然ガスの液化設備

ちなみに、このプロジェクトを担っているのは日本の日揮です。たしか。

CNPCは権益分として、このうち300万トンのLNGを開始する予定とのことです。

なお、ヤマル産の天然ガスは気体のまま欧州や中国にも運ばれる予定であり、これはガスプロムのパイプラインが使われる予定です。

 

ヤマルLNGプロジェクトから選ぶ銘柄は?

思うに、このヤマルLNGプロジェクトでいちばん稼ぐ銘柄は、たぶん中国の都市ガス会社だと思われます。

もちろん権益を持っている会社も儲かるのですが、業績の変化率からみると、昨年まで上流の調達ができずに販売量を増やせなかった都市ガス会社が一番潤うのではないか、とみています。

 

そのうち中国の都市ガス、パイプライン会社について纏めようと思います。

長くなりますので、今回は以上です。