【LOW】ロウズ・カンパニーズ/Lowe’s Companiesの業績と株価
今回は米ホームセンター大手ロウズ・カンパニーズ/Lowe’s Companiesの業績と株価をみていきます。
まずはロウズ(Lowe’s )の会社説明からはじめます。
ロウズ(Lowe’s )とは?
ロウズ(Lowe’s )は米国のホームセンター大手です。
米国のホームセンターは1位がホームデポで、2位がロウズ(Lowe’s )となっています。
自分はアメリカに行ったことがないのでよくわかりませんが、皆さん自分の家を自分で修繕しているのだとか。
そういったガチの修繕用具、用品を販売している、超大型のホームセンターだということです。
日本ではホームセンターというと園芸用品や雑貨類などを販売している店を想像しますが、それよりも遥かにセミプロ寄りの商品構成となっているとのことです。
ロウズ(Lowe’s )の行うホームセンター市場の将来性
ホームセンター市場は緩やかに右肩上がりで成長しており、大型商品や専門性の高い商品が多いことからアマゾンの影響なども受けにくい状況にある、と言われています。
ロウズ(Lowe’s )の業績変動要因~住宅販売動向
ロウズ(Lowe’s )はホームセンター事業大手であり、アメリカのホームセンターはDIYなどで家の修繕をするときに利用するような店ということですから、ロウズ(Lowe’s )の業績は住宅販売動向に左右されます。
概ね2006年あたりの住宅がたくさん売れていたときまでは業績好調でしたが、その後は2010年頃にかけて落ち込み、再度2018年にかけて業績を拡大させてきたのが、ロウズ(Lowe’s )のここ20年ほどの動きです。
ロウズ(Lowe’s )は連続増配企業
ロウズ(Lowe’s )は1960年代よりずっと連続増配しており、配当好きな投資家が好む銘柄となっています。
ロウズ(Lowe’s )の業績
ここからはロウズ(Lowe’s )の業績について、会社側説明資料や決算資料などをもとにみていきます。
(この記事は2018年11月21日に書きました)
ロウズ(Lowe’s )の2018年Q3決算の業績
ロウズ(Lowe’s )の2018年3Qの業績は、売上3.84%増、営業利益38.14%減、四半期利益27.87%減、希薄化後EPS0.78ドル
となりました。
非常に業績不振です。
売上は伸びていますが、コストの上昇、販管費の増加などから大きく費用が増加、利益を圧迫しています。
住宅市場はここもと減速の兆しが出ており、ロウズ(Lowe’s )の業績にも下押しの圧力が増してきているようにみえます。
ロウズ(Lowe’s )の株価
ロウズ(Lowe’s ) 日足
ロウズ(Lowe’s ) 週足
ロウズ(Lowe’s )の株価は大きく下落したようにみえますが、長期でみるとほんのちょっと下げただけです。
長期トレンドでみれば底値に近いように思いますが、ただ、長い循環で見れば下向きに入る状況にもみえます。
難しい所ですね。
ロウズ(Lowe’s )のバリュエーション
現在のロウズ(Lowe’s )の株価は、2020年のアナリスト予想EPS(平均)をベースにみるとPERで15.4倍、EV/EBITDAで10.8倍の水準であり、やや割高にみえます。
この予想EPSも個人的にはやや楽観的すぎるように感じますので、そこら辺を加味してみると割高感はあるなぁと感じます。
とりあえず、そんな感じです。
以上、今回はホームセンター大手のロウズ(Lowe’s )の業績と株価をみてみました。
なお、上記はあくまでも個人的な見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。投資にあたっては自己責任で行うようお願いいたします。