自動車関税を引き上げれば国内雇用を増やせるとトランプ大統領は信じているようだが・・・
どうやら、トランプ大統領は本気で自動車関税を引き上げたい模様
先日、米国がUSMCA(新NAFTA)以外の国からの輸入自動車に関税25%を上乗せ検討、との飛ばし報道がありました。
「米国が輸入自動車に25%の追加関税か?」と独紙報道~トランプ政権内部にスパイがいる可能性~
このときは、多くの人が
「まさかねぇ?」
と言っていたのですが、どうやらトランプ大統領はガチで考えているっぽいです。
その理由となったのか、これまた先日のニュースですが
ゼネラルモーターズ/GMが大リストラへ~電気自動車の普及が影響か
GMが全従業員の15%を削減する・・・といった記事です。
トランプ大統領の勘違い。自動車関税を引き上げてもGMはリストラしたはず
トランプ大統領は勘違いしていると思います。
GMがリストラをしたのはセダンタイプの乗用車部門であり、小型SUVなどではないのです。
長期的に見てセダンタイプは売れ行きが悪く、これから撤退するのは輸入車がどうのという話とはべつです。
また、ゼネラルモーターズ/GMが大リストラへ~電気自動車の普及が影響か でも述べましたが、今回のGMのリストラは将来をみこしたものでもあります。
その将来とは、EV化とモジュール化。
こればかりは、関税を引き上げても意味がない。
工場で利用される労働力が少なくて済むのですから。
トランプ大統領の勘違いではあるが、自動車関税は2019年中に引き上げ化?
とりあえず、トランプ大統領が大いに勘違いしているだけですが、自動車関税は2019年に引き上げられる可能性もでてきています。
単なるブラフでは済まされないような展開になりつつあります。
これは、日本の自動車メーカーにも大きな影響が及びます。
トヨタ、日産、マツダなど・・・
とりあえず、北米依存度の高い銘柄は避けた方が良いような気がします。
以上です。