2018年12月14日 米国株式市況概況

 

 

S&P500

米10年債利回り

WTI原油

 

前営業日は⇒2018年12月13日 米国株式市況概況


昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000の4指数揃って大幅に下落。

 

この日はアジア時間で中国の

鉱工業生産指数

【統計】中国2018年11月鉱工業生産指数

小売売上高

【統計】中国2018年11月小売売上高

固定資産投資

【統計】中国2018年11月固定資産投資

不動産関連統計などが発表されており、鉱工業生産と小売売上高が特に弱かったことでネガティブ視。

 

また、欧州のPMIが軒並み悪く

【統計】フランスの2018年12月総合PMI速報値が49.3~『黄色いベスト運動』が影響というが・・・

さらにはアメリカの鉱工業生産も勢いが落ちてきていることから景気後退観測が高まる展開。

さらに、今後2年以内にリセッション入りする可能性を経営者の40%が認識とも伝わり、これらを嫌気する動きが加速

 

買い手は自社株買いなど一部にとどまるなか、売り物に押されて全体的に下落した。

 

 

なお、この日大きく下げたのはジョンソンエンドジョンソンJNJ

同社のベビーパウダーにアスベスト混入、それを認識しながら裁判では嘘をついていたと報じられ10%を超える下落となった。

 

また、FAANGは総じて弱くアマゾンAMZNは4%を超える下落。

iPhoneの出荷見通しをアナリストが20%減らしたことが伝わったアップルAAPLも3.2%の下落と冴えない展開。

 

このほか、決算を受けたコストコは粗利益率低下を嫌気され8.6%安と冴えない展開

アドビも決算を嫌気されやすい。

 

合算出来高は78.9億株