【統計】中国2018年11月鉱工業生産指数

【統計】中国2018年11月鉱工業生産指数

 

中国の2018年11月鉱工業生産指数の伸び率は前年比5.4%増

 

前月は5.9%増にやや回復した鉱工業生産ですが、今月は伸び率が5.4%に低下しており、やはり成長速度は落ちてきています。

 

とりあえず、具体的な数字を見ていきましょう。

 

2018年11月中国鉱工業生産一覧

 

11月の鉱工業生産指数の低下は、前月との比較でいくと

  • 鉱業3.8→2.3
  • 製造業6.2→5.6
  • ハイテク12.4→10.8
  • 電気・ガス6.8→9.8

となっており、おもに製造業の停滞を反映しています。

なお、電気ガスで嵩上げされているぶんを除くと下落傾向はより強く、中国の鉱工業生産は明るい兆しのない状態に入っていることがわかります。

なお、比較しやすいように前月分も載せておきます。

前月は⇒【統計】中国2018年10月鉱工業生産指数

2018年10月中国鉱工業生産一覧

比較してわかることは、前月に比べて

 

自動車生産が大幅に落ちていること

エチレン、苛性ソーダなどの化学製品が下落に転じていること

集積回路、スマートフォンは11月は底堅く推移したこと

 

とくに自動車の影響が色濃く出ている鉱工業生産指数だと思います。

 

 

2018年10月中国鉱工業生産グラフ

 

 

 

以上。