【6958】日本シイエムケイ(日本CMK)の業績と株価

【6958】日本シイエムケイ(日本CMK)の業績と株価

 

今回はビルドアップ配線板、多層プリント配線板などの大手、日本シイエムケイ(日本CMK)の業績と株価をみていきます。

まずは日本シイエムケイ(日本CMK)の会社説明から始めます。

 


日本シイエムケイ(日本CMK)とは?

日本シイエムケイ(日本CMK)はビルドアップ配線板や多層プリント配線板、両面プリント配線板などのプリント基板を製造するメーカーです。

 

日本シイエムケイ(日本CMK)の沿革

1959年 中山登がネームプレート製造を開始

1961年 ネームプレート製造会社を中央銘版工業株式会社として法人化

1963年 プリント配線板の生産開始

1984年 日本シイエムケイに社名変更

1985年 東証2部上場

 

 

日本シイエムケイ(日本CMK)は自動車分野に注力

近年、基板事業は台湾や中国などのメーカーとの競合が激しくなっており、一般的な製品では利益の確保が難しくなってきています。

こうしたことから日本シイエムケイ(日本CMK)は高付加価値戦略として放熱、高耐久性、高信頼性、高密度化など品質の高さを生かせる分野に注力。

とりわけ自動車のパワートレイン、ADAS、情報通信などの分野には積極的に乗り出しています。

(日本シイエムケイ資料より)


 

日本シイエムケイ(日本CMK)の業績

ここからは日本シイエムケイ(日本CMK)の業績について会社側資料などをもとにみていきます。

(この記事は2018年12月17日に書きました)

 

日本シイエムケイ(日本CMK)2018年2Q決算の業績

日本シイエムケイ(日本CMK)の2018年Q2決算の業績は、売上高が伸びる一方で営業利益は減少しています。

これは、海外事業の利益が現地通貨安によって起きているからと会社側は説明しています。

 

日本シイエムケイ(日本CMK)の2018年Q2セグメント別業績

セグメント別業績でみるおt、日本は業績堅調ですが中国や東南アジアが営業利益段階で落ちていることがわかります。

日本シイエムケイ(日本CMK)の近年の業績(~2018年Q2決算まで)

日本シイエムケイ(日本CMK)の四半期業績は以下のように推移しています。

日本シイエムケイ(日本CMK)のここもとの業績はやや停滞気味となっています。

固定費の伸びが高く、売上が伸びても利益率が高まらない状況になっていいます。

 

日本シイエムケイ(日本CMK)の販売する製品は全体的に高付加価値でマージンをとれるものにシフトしています。

今後は8層ビルドアップ基板化を進めるとのことです。

 

日本シイエムケイ(日本CMK)で不祥事発覚~未承認で製造工程を変更か

日経新聞18年12月14日付朝刊によりますたお、日本シイエムケイ(日本CMK)は顧客と契約した以外の拠点で製品を製造していたとのこと。

ぶっちゃけた話、これ、他社もやってそうな気がしますが・・・

 

 

 

日本シイエムケイ(日本CMK)の株価 2018年12月17日

不祥事の報道を受けて日本シイエムケイ(日本CMK)の株価は大きく下落しています。

 

以上。

なお、上記はあくまでも個人的見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。投資にあたっては自己責任で行っていただきますようお願いいたします。