前営業日⇒2019年1月8日 米国株式市況概況
昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って上昇
ここもとずっと小型株指数のラッセル2000が優位が状況が続いている。
やや潮目の変化を感じさせる動きであり注目している。
この日の相場はここもとの強気マインドへの転換を受けた流れが継続。
FOMC議事要旨で多くのメンバーが利上げを急がない方がいいと言っていたことが判明したこともポジティブ視された。
(なのになぜパウエルは利上げ路線を強行したのか、個人的にはそこが全く謎なのだけど。)
また、米中貿易協議で大量のエネルギーと農産物を中国側が購入すると伝えられたことも好感された。
ここもとApple、サムスンと酷いガイダンスが相次いでいたが、この日報道されたiPhone最新機種1割減産の報道はアップルAAPLの株価に影響を与えず上昇。
ここもとの下落ですでに織り込み済みということを示した形。
半導体セクターも引き続き高く、フィラデルフィア半導体株指数は2.52%上昇。
ここもとのエネルギー価格上昇を受けて独立系石油銘柄の多くが上昇。
一方で、食品、飲料、生活必需品、公益などは全体に弱く推移。
高配当銘柄として扱われるAT&T、ベライゾンVZなども弱かった。
合算売買高は80億株。
潮目の変化は感じつつ、次のセンチメント悪化をしっかり見極めたいところだと思われる。