蔦屋書店、TSUTAYA(ツタヤ)を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、Tポイントカード(Tカード/ツタヤカード)で収集した個人情報や顔写真を警察に横流ししていた事実が発覚!
TSUTAYA運営会社、Tポイントカード(ツタヤカード/Tカード)で個人情報収集し警察に提供
個人情報保護が叫ばれる今日このごろですが、TSUTAYAおよび蔦屋書店を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、長年にわたり裁判所の令状なしに個人情報を警察に提供していた事実が発覚しました。
Tカード情報を令状なく提供、規約明記せず レンタルや購入履歴、会員6千 …
Tポイントカードの規約には警察への情報提供、捜査協力についての文言は一切書かれておらず、本来であれば捜査令状などがなければ情報提供は好ましくないのではないかと思われますが、そういった事実をユーザーにまったく知らせないままだったとのことです。
TSUTAYA・蔦屋書店運営、Tポイントカード(Tカード)発行のカルチュア・コンビニエンス・クラブ
問題になっているのはレンタルビデオショップのTSUTAYA、書店の蔦屋書店を全国で展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)。
Tポイントカード(Tカード)発行母体としても知られ、同社の集めた個人情報は、氏名や電話番号のほか、レンタルビデオの借り入れ履歴、書籍の購入などTポイント提携店舗でのショッピング履歴なども収集しています。
さらに今回、ちょっと気持ち悪い事実も判明しました。
TSUTAYA運営のCCCが警察に提供したTポイントカード(ツタヤカード)情報には顔写真も?
先ほども書いた通り、TSUTAYAはTポイントカード(ツタヤカード)会員の個人情報を集めています。
これには、会員情報として氏名、生年月日、住所などが含まれているほか、
どこの店で買い物をしたのかといったショッピング履歴、
どんなDVDを好んで借りているのかといったレンタル履歴(レンタル日、店舗、商品名)
さらには、店舗内での防犯カメラによる顔画像なども警察に提供されていたとのことです。
この顔写真が警察への捜査協力時だけ収集されていたのか、それとも常日頃からそれとも一般的にいつも行われてきたのか、そこらへんはよくわかりません。
とりあえず、TSUTAYAを運営するCCCは顧客の顔写真を個人情報とリンクさせて扱ったことがある、というのは事実のようです。
どのような場合にTSUTAYA運営会社は警察に個人情報をダダ漏れさせていたのか?
今回のTSUTAYA運営会社による個人情報の警察への漏洩問題ですが、どういった場合に行われていたのかは明らかにされていません。
令状がないまま警察とTSUTAYA運営会社側とのなれ合いで行われていた行為のようですから、あとから検証しかえすことが全くできない状況です。
ある地域で性犯罪が起きた際、その地域でアダルトビデオをレンタルした人物の情報を警察が収集しているというのは以前からネットで言われていましたが、そういったものである可能性はあります。
ロリコン犯罪が起きたさい、その地域のアニメのレンタル履歴などが調べられたり、猟奇犯罪であればスプラッターホラーもののレンタル履歴などが調べられるなど、そういうことはネットではよく言われてきました
今回のTSUTAYAによる個人情報流出問題は、そういったネット情報が本当だったことを示しているように思えます。
警察への個人情報提供は「開示が適切と判断された場合にのみ」とTSUTAYAはいうが・・・
今回の個人情報流出問題についてTSUTAYAは
「長年にわたる捜査機関からの要請や協議の結果、法令やガイドラインにのっとり、開示が適切と判断された場合にのみ、必要な情報を提供すると決定した」
としていますが、どういう基準で開示が適切と判断したのか、誰がその責任者なのか、そういったものは明かされていません。
具体的な行動規範、スタンダードが決められてませんから、どういった基準が適用されてきたのかもわかりませんし、時代の変化とともに恣意的に運用される可能性もあります。
というか、そもそも現時点であっても、レンタルビデオの履歴を警察に提供するというのは、個人的な趣味嗜好を国家に渡す行為で好ましくないはずです。
それをさらっとやってのけるTSUTAYA運営会社の感覚はなかなか凄まじい・・・
もはや中国のアリババが運営している(セサミクレジット/ゴマ信用)を嗤えないように思います。
いやはや、気持ち悪い話ですね。
アニメ好き、ホラー好きな方たち、注意しておきましょう。
身近なところで事件が起きたら、真っ先に疑われますよ。
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