【4204】積水化学工業の業績と株価

【4204】積水化学工業の業績と株価

 

今回は積水化学工業の業績と株価についてみていきます。

まずは積水化学工業の会社説明から始めましょう。


積水化学工業の会社説明

積水化学工業は住宅から産業資材、自動車用部品まで幅広く手広く扱っている化学メーカーです。

 

積水化学工業の事業

  • 住宅カンパニー・・・住宅事業セキスイハイム、リフォーム事業セキスイファミエスなど
  • 環境・ライフラインカンパニー・・・塩ビ管、ポリエチレン管、貯水槽、雨どい、エクステリア、断熱材、機能性畳、浴室ユニット、CFRP、合成木材、防音性新材料、農業・建設資材
  • 高機能プラスチック・・・HUD用中間膜、車両用樹脂、鉱業用テープ、液晶用微粒子、感光性材料、半導体材料、光学フィルム、ポリウレタン、ポリオレフィン、機能樹脂、検査薬、接着剤、ガムテープ、プラスチックコンテナなど
  • そのた・・・フィルム型リチウムイオン電池

 


積水化学工業の業績

ここからは積水化学工業の業績を会社側資料などを基にみていきます。

(ここから下は2019年01月31日にかきました)

 

積水化学工業2018年Q3決算の業績

積水化学工業の2018年Q3業績は売上増、営業減益

ただ、前期Q2よりはマシになっている。

 

積水化学工業の損益計算書

営業利益率の低い商売をしている。

コスト管理はしっかりできている感じ。

 

 

積水化学工業2018年Q3業績比較、前年業績比較

Q3同士で前年と比較すると、住宅で増益、高機能プラスチックで減益となっている。

この高機能プラスチックは積水化学工業にとって戦略商品が多いため、ここが伸びないことに始まらない。

なおこちらは年度累計。

上の四半期ベースのものと比較すると、Q3からやや改善はしているとみえる。

ただ、緩慢な動きではある。

 

積水化学工業2018年Q3決算短評

スマホ用LCDパネル向け材料が下振れ

自動車生産も中国と欧州で落ち込む

HUDが目新しさを欠き、戦略商品としての魅力を失ってきている可能性。

上記、自動車とスマホは今年度Q4も回復が期待できない。

ナフサ価格が下落していることが救いか。

 

積水化学工業の株価

積水化学工業は、この決算を受けて乱高下しました。

とりあえず、何を材料にするかでネガティブにもポジティブにもみえる決算だと思います。

 

なお上記はあくまでも個人的見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。

投資にあたっては自己責任でお願いいたします。

以上。