【統計】2018年11月米国債保有国ランキング
2018年11月分の米国債保有動向がようやく発表されました
米政府の閉鎖でひたすら待たされた今回の統計ですが、以下のようになっています。
ここ最近の傾向通り、世界一の米国債保有国であり、米中貿易戦争の当事者でもある中国の米国債保有は減っています。
2位の保有国である日本はやや増えています。
その他で特徴的なところというと、
ここもとベルギー、フランスなどは非常に大量の米国債を買っています。
ブラジル、サウジなども増加傾向です。
イラクが米国債保有報告が必要な水準まで上昇してきました。
中国は米債の保有を増やさず、金の保有を増やしているそうです。
関連⇒中国が米国債離れ~金保有増やす動き~金価格には下支え要因か
昨年まで報告義務のあったロシアも、米債を売り払って金を買っています。
金本位制がなくなったはずなのに政策目的で金が買われる・・・
ブレトンウッズ体制、ニクソンショックという歴史的なワードが頭をよぎりますが、それに匹敵する何かが将来起きる可能性には注意が必要でしょう。