2018年4月17日 ニュースまとめ

備忘録がわりにニュース記事をまとめます。

個人的に重要と感じたものを独断で掻い摘んで纏めます。

この記事は日中随時更新します。


(0時27分)

UPDATE 1-米企業在庫、2月は堅調な伸び 売上高プラスに

経営者の先行きに対する強気な見通しが反映されています。まだ、意図しない在庫増局面ではありません。

 

ロシアへの追加制裁、16日にも発表 米国連大使

完全にロシア経済を孤立化させようとしています。ルサールの一件でもそうですが、あまりにも不確実性が高すぎてロシア企業と取引しようという欧米企業は激減するはずです。さて、トランプ大統領は露情報当局にゴールデンシャワー動画を握られていると噂されていましたが、あれはいったいどうなったのでしょうか?この調子だとそのうち暴露されるかも?w

米、中国ZTEとの取引禁止、イランなど違法輸出で

ZTEは過去にイランや北朝鮮に対して米国製通信設備を違法輸出しており、この件に関して2017年に巨額制裁金を米政府当局に支払って解決しています。ところが今回、その時に約束していたことの幾つかが守られていないことが判明したそうです。なお、ZTEは凄まじい価格ダンピングで先進国市場を攻めていて、日本のソフトバンクなども設備導入のテストをしています。過去記事参照(中国通信機器大手ZTE(中興通訊) 2017年通期決算)

 

BRIEF-3月の米小売売上高は前月比+0.6%(予想:+0.4%)=商務省

概ねインライン。マーケットは好感しているようですが、悪い数字が出なかったことをポジティブに感じるような地合いってことでしょうか。

China March rail freight volume rise 5.6 percent from a year ago

中国の三月貨物輸送は前年比5.6%増加しました。第一四半期全体でみると前年比7.7%ですから減速していることになります。ただ、春節の影響もありますのでブレている可能性があり、実態がよくみえません。

 

VW Truck Division Signals Possible Takeover of US’s Navistar

VWのトラック部門が米国トラック大手Navistarの株式過半の購入に前向きなようです。VWのトラック部門は先日、トヨタ傘下の日野自動車との広範な提携を発表しました。自動運転技術が進歩すれば、いままで労働コストがネックになってきた長距離トラック業界が、鉄道業界に対して優位に立つ可能性があります。(鉄路の維持管理コストがありませんので、そのぶんコストを下げられます)

 

 


(13時56分)

バンカメ、第1四半期は34%増益 金利高・融資増が追い風

非常に好調な内容ですが、株価は微妙な反応を示しています。JPM同様に織り込み済みのようです。

 

Amazon Business might shelve plans to sell drugs to hospitals

Amazonが新規参入を目指していた医薬品販売事業への参入を取りやめるそうです。低温物流網を構築することの困難性に気づいたこと、既存のネットワークへの参入障壁が高いことに気づいたのではないか、との指摘が出ています。これを受けてヘルスケアセクターやドラッグストア(Walgreen、McKessonなど)が上昇しました。

米政権、対ロシア追加制裁見送り 関係悪化を懸念=高官

先日の制裁では、ルサールの株、債権、アルミニウム地金を巡り世界中が大きく揺れています。世界中の倉庫在庫のうち35%程度がルサール産なのでは?との観測も出てきています。制裁措置は諸刃の剣であり、これ以上の制裁は経済面で危険性が高いとの判断があったのではないかと思われます。

J.B. Hunt Profit Jumps on Strong Freight Demand Pricing Gains

非常に強い決算内容。景気拡大を受けトラック輸送量増加。需給が締まりトラック輸送料金の引き上げが寄与。インターモーダルが好調に推移していることから、UNPやCPなどの鉄道事業者にもポジティブ。

 


(14時47分)

ネットフリックス株上昇、1-3月契約者数が予想上回る

数字は好調です。しかし、株価は高すぎます・・・

 

中国の米国債保有、2月は6カ月で最大の増加-米中貿易摩擦でも

2月は人民元高が一服していましたが、その背景には積極的な介入があったようです。

米テスラ、モデル3生産を一時停止 効率化目的と説明

イーロン・マスクは「過度の自動化は間違いだった。人間は過小評価されている。」と言っています。

 

Hong Kong-listed shares of China’s ZTE suspended

RUSALに引き続き、おなじく香港上場のZTEがアメリカ政府のターゲットにされています。日本時間14時41分現在、売買停止中です。

 

Russia, Brazil woes could lead to aluminum supply shortage: Hydro CEO

ノルスクハイドロのCEOが懸念を表明しています。ブラジルの生産減とロシアRUSALへの制裁により、世界中のアルミナが足りなくなっているそうです。このままだとアルミ製品へも波及し、自動車業界に大きな影響が及びそうです。

 


(15時22分)

第1四半期中国GDP、前年比+6.8%で予想超え 消費・不動産投資が堅調

中国の統計はアテにならないと思います。個人的には、内需の変調をいろいろと感じます。

中国貿易統計~本当に弱いのは外需なのか?にも書きましたが、外需よりも内需の弱さが問題になると思います。建設は高めに推移していますが、不動産はそんなに売れていません。金融セクターなどを含めて注意が必要だと思います。

 

 

China’s property investment fastest in three-years, land shortage supports values
中国不動産投資、第1四半期は前年比+10.4% 販売は減速

上で書いたことと被りますが、中国では不動産投資は好調です。PMIなども建設業が高めに推移しています。しかし、販売は減速しています。当局は翌日物~1年の金利を下げていっていますが、市中金利はなかなか動いていません。もっと大きな影響が出てくると思います。

 


(21時07分)

2018年01~03月期「中古マンション成約件数が前年比2期連続減少、中古戸建住宅は5期連続減少」
2017年度「首都圏中古マンションの成約㎡単価が5年連続で上昇し、23年ぶりに50万円台」

東日本不動産流通機構REINSのデータです。中古住宅市況がかなり悪化してきています。融資基準も引き締め方向に転じており、先安感が強まる展開です。

China May Be Set for Rare Property Defaults, Neuberger Says

中国で不動産会社の優勝劣敗が進んでいるようです。

 

ドイツZEW景況感:期待指数がマイナス-貿易懸念で3カ月連続低下

景気の悪化を見込む回答が増えています。期待指数がマイナス8.2ですが、前月は+5.1だったので、かなりの急低下です。予想はマイナス1.0でした。マイナス8.2は2012年後半以降、もっとも低い水準です。

中国、米国産ソルガムから最大178.6%の預託金徴収

米中貿易摩擦の一環です。中国は米国の農業を狙い撃ちしはじめています。個人的な予想ですが、いずれ習近平指導部は黒竜江省をテラフォーミングするかもしれません。かつて黒竜江省は世界的にも有名な大豆の一大生産拠点でしたから。

中国GDP6.8%増、予想やや上回る:識者はこうみる

ここにコメントしているエコノミストは、本心では弱気でも、会社から言われて強気のふりをしているだけだと思います。あまりにも楽観的すぎます。

J&J (JNJ) Beats on Q1 Earnings & Sales, Ups 2018 Sales View
April 17, 2018

総売り上げの半分を占める医薬品部門が好調。

1975年以来の低い失業率だそうです。BREXITやってよかったんじゃね?という意見が増えそうです。景気だけでなく、欧州のEU離脱派にも追い風になります。