ADAS向け画像処理技術Bright Way Vision(ブライトウェイ・ビジョン/BWV)に小糸製作所が出資

ADAS向け画像処理技術Bright Way Vision(BWV/ブライトウェイ・ビジョン)に小糸製作所が出資

 

小糸製作所がBright Way Vision(ブライトウェイ・ビジョン)を持分法適用会社化

ヘッドランプ大手の小糸製作所がイスラエルのBright Way Vision(ブライトウェイ・ビジョン)に36.92%出資し、持分法適用会社化するとのことです。

取得株数は1192万7189株

取得価格は約26億ドルとのこと。

 

 

Bright Way Vision(ブライトウェイ・ビジョン/BWV)のゲーテッドイメージング技術

Bright Way Vision(ブライトウェイ・ビジョン)はイスラエルの技術ベンチャーです。

一言で言えば車載カメラ技術がウリの会社です。

昼夜を問わず、どのような天候状態でも撮像可能な車載用前方監視カメラ技術の特許を取得しており(ゲーテッドイメージング技術)

これがADAS(先進運転支援システム)向けに注目を浴びていました。

 

 

Bright Way Vision(ブライトウェイ・ビジョン)の技術は赤外線に比べて費用対効果が高い?

Bright Way Vision(ブライトウェイ・ビジョン)は同社のゲーテッドイメージング技術の優位性について、

「赤外線ビジョン技術よりも費用対効果が高い」

と説明しています。

同社のゲーテッドセンサはタワージャズと共同開発したものとのこと。

物体からの反射光をより効率よく集めることが可能で、周辺の物体からの反射光はノイズ処理

車両から物体までの距離を正確に測定できるとしています。

 

小糸製作所、Bright Way Vision(ブライトウェイ・ビジョン)への出資でADAS向けヘッドランプ開発を加速へ

小糸製作所はここもと、ヘッドランプにLiDARを搭載する計画でドイツBlickfeldと提携するなど、ADAS向けの開発を急いでいます。

19/5/23~1~Blickfeldと小糸製作所、ヘッドランプ搭載型LiDARシステム開発へ

今回のBright Way Vision(ブライトウェイ・ビジョン)への出資も同様の流れの一貫であり、もしこれらシステムが統合されることになれば、自動運転の実用化にかなり近づくことになるでしょう。

今後の同社の提携、開発体制には注目だと思います。