S&P500
米10年債利回り
WTI原油
前営業日は⇒2018年12月14日 米国株式市況概況
昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って2%を超す大幅下落。
世界経済の先行きに慎重な見方がふえた先週からの流れを受けて下落
S&P500はネックを切る動きをみせており、一段の下落に備える相場となっている。
この日は寄り前にNAHB住宅建設業者指数が発表。
3年半ぶりの低水準となったことで、欧州、中国で前週相次いだ弱い統計との連想が働いたことで、ファンダメンタルズを嫌気した売りが先行。
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場中にガンドラック氏が、長期ベアトレンド入りとの発言をしたことも材料視されたほか、ファッション小売大手ASOSの利益見通し引き下げも悪材料視された。
セクターでみると、この日の下げは満遍なく下げている。
いちばん大きく反応を見せているのは情報技術系のFAANGやキャッシュレス決済などだと思われるが
しかしよくみると公益セクターや不動産REITも売られている。
その一方で金融がやや底堅いことから、金利に対してはこれ以上の低下は見込まないとの見方が出ているともいえる。
個別にはアスベスト問題を嫌気したジョンソンエンドジョンソンが引き続き売られたほか
【J&J】ジョンソン・エンド・ジョンソン『ベビーパウダーのアスベスト混入』を意図的に隠ぺいか?
また、テキサス州連邦地裁でオバマケアに違憲判決が出たことでユナイテッドヘルスなど保険株が売られたほか
ゴールドマンは1MDBのぶり返しが嫌気された。
この日は多くの銘柄(2000超?)が52週安値を付けており、これが3年ぶりの高さであると一部で話題になっている。
指数、個別ともにネックを切ってきている銘柄が多く、一段の下落を示唆。
合算出来高94.4億株
FOMC待ちの時期にしては大きな出来高。
なお、中国の中央経済工作会議と40周年記念式典にも注目。