【中国】中央経済工作会議に注目
今年の中央経済工作会議には大注目
米中貿易戦争がいまだ収まらないなか、今年の中央経済工作会議には注目が集まる、と思います。
とくに、今年はまだ四中全会が行われていません。
【中国】中全会とはなにか?~2018年の第19期『四中全会』いまだ開催されず
これは結構異常なことで、この12月の師走の時期に重要イベントがぎゅーっと圧縮されて集まってしまっています。
(もしかしたら四中全会は翌年に持ち越しかもしれません。)
とりあえず、今回はこの中央経済工作会議について考えていきます。
中央経済工作会議とは?
中央経済工作会議とは、中国共産党中央と中国国務院首脳部が毎年12月に集まって、今年一年の経済情勢を分析、判断し、翌年のマクロ・ミクロの経済政策を決定する会合です。
ここで決定された政策をもとに翌年の全人代で様々なことが決定されるため、非常に重要なイベントとなっています。
中国の方針がよくわかる、そういうイベントです。
昨年2017年の中央経済工作会議は18日~20日に開催
昨年2017年には中央経済工作会議は18~20日の日程で開かれました。
今年も同じくらいの時期に行われるとすると、様々なイベントが一気に集まる週になってきます。
個人的には、今年はやや早まるのではないか?という気がしています。
後述する他のイベントとのバッティングがありますので。。。
中央経済工作会議に近い日程で中国改革開放40周年記念大会も開催
今年の中央経済工作会議が何日に開催されるかはわかりませんが、12月18日には中国改革開放40周年が開催されます。
この中国改革開放40周年の記念式典では習近平国家主席が演説するはずですので、これに注目が集まっています。
今年の中央経済工作会議はいつ?
今年の中央経済工作会議がいつ行われるのかは重要だと思います。
習近平国家主席の演説前に方向性を決め、その後に中央経済工作会議が行われるのか
それとも逆に、習近平国家主席の演説後に中央経済工作会議が開かれるのか・・・
後者である場合、やや独裁色が強まってしまう可能性があり、これを嫌気するのではないかとみていますが、逆にそういった強権的な姿勢を示すために後ずれさせる可能性もあるかな、と見ています。
個人的には・・・後者かな?
とりあえず、かなり重要なイベントが詰まっています。
中央経済工作会議、四中全会、そして中国改革開放40周年記念式典
これらによって、米中貿易戦争の行方が左右されるはずです。
注目していくと良いと思います。
以上。