ボーイング737MAX8型機墜落事故を受け欧州でも飛行禁止に⇒米国でも圧力高まる
エチオピア航空のボーイング737MAX8型機が離陸6分後に墜落した事故を受け、欧州でも737MAXの飛行禁止措置がとられました。
これで飛行禁止措置がとられたのは40か国。
当初、飛行禁止措置を発動したのは墜落事故が起きたエチオピアと、5カ月前に同じくボーイング737MAX8型機の墜落事故が起きたインドネシアでした。
その後、すぐに中国がボーイング737MAXの飛行禁止措置を発動しました。
ボーイング737MAX8型機の運航停止は通商摩擦の結果???
市場では当初、
「中国によるボーイング737MAXの飛行禁止措置は米国との通商摩擦が影響しているのでは」
と、うがってみる向きもありましたが、その後の展開からして、中国の判断は間違っていなかったことが判明したと思います。
中国が発動したあとも、シンガポール、マレーシアなど東南アジアの国も離発着全面禁止措置を発動したり、南米諸国も同様の措置をとり始めました。
そして、欧州でもまた、ドイツ、フランス、アイルランド、オーストリア、ノルウェーなどがボーイング737MAXの運行を停止したそうです。
どう考えても、中国の判断は間違ってなかったと思いますが・・・。
ボーイング737MAXの飛行禁止措置は40か国に拡大⇒米国でも圧力が加わる事態に
現在、ボーイング737MAXの飛行禁止措置をとっている国は約40
まだまだ増加中であり、ボーイング737MAXに関しては、米国での飛行も停止するよう圧力がでています。
FAAは「運航停止する根拠がない」と言っていますが
共和党のロムニー上院議員、民主党のエリザベス・ウォーレン議員がボーイング737MAX墜落事故の件でFAAに対して運航停止するよう要請。
仮にこれが認められると、
【ランキング】ボーイング737MAX保有機数順位~墜落事故発生の3月10日時点
に載っているように、サウスウェストなどにはそれなりに影響が出ることが予想されます。
今後の動向次第ですが、賠償や保険の関係も絡んで、いろいろややこしい事態になってきているようにみえます。
動向には注意が必要です。
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以上。