トランプ大統領、ファーウェイCFO逮捕をめぐり司法省に介入を示唆
トランプ大統領がファーウェイCFO逮捕をめぐり、司法省に介入することを示唆
トランプ大統領がファーウェイCFO逮捕をめぐり
「もし米国のため、また(米中の)貿易協定の交渉、さらには安全保障に資するなら、必要と判断すれば、間違いなく介入するだろう」
(ロイターの翻訳)
とインタビューに答えたそうです。
インタビュー:米大統領、華為幹部逮捕に介入も 利上げを牽制 ロイター
安全保障に資するなら、とか付け加えてますが、実際には「貿易協定の交渉」にストレスが置かれていることはだれの目にも明らかでしょう。
つまり、
「ディールの邪魔なら司法省にも間違いなく介入するぞ」
ということです。
まじめにあり得ない大統領だと思いますw
ここまで露骨にカネのことしか考えない大統領って他にいなかったと思います。
ジャマル・カショギ氏殺人事件を巡っても、トランプ大統領は一貫してムハンマド皇太子の立場を擁護。
メディアが何を言おうが、CIAが何を報告しようが、議会が猛烈に抗議しようが、一切聞く耳を持ちません。
「ジャマル・カショギ氏殺害はムハンマド皇太子の指示」とCIAが報告
とりあえず、これでよくわかったと思います。
トランプ大統領は中国との貿易戦争に関して、さっさとディールでカタをつけたい
ということです。
市場はあれこれと心配しすぎていますが、トランプ大統領の腹は決まっているとみていいでしょう。
対米貿易改善案142項目を中国側が提示~トランプ大統領は乗り気のようだが・・・
トランプ大統領がなぜここまで中国側とのディールを求めるかといえば、それはひとえに、経済の先行きが不透明になりつつあるからだと思います。
トランプ大統領は超絶チキンだった件~米国市場に株安波及で習近平と電話会談~
パウエルFRB議長による「中立金利」発言以降、株価は急落して戻りません。
株価は下値をうかがう展開になっており、金利はフラットニングしてきており、景気後退の可能性がちらついています。
この状況でディールせずに世界経済が落ち込んでいったら、その責任を取らされる、最悪の大統領のレッテルを貼られるのはトランプ大統領自身だと、本人が一番わかっているわけです。
できれば2期つとめたい、という願望もトランプ大統領にはあるようです。
中国側が投げ返してきたボールは、かなりトランプ大統領の好みのものだったようです。
トランプ大統領は間違いなくディールしたい
周りの関係者の一部は、ディールさせたくない者もいるようですが、たぶんディールは決着するでしょう。たぶん。
とりあえず、市場の目は次に向かうはずです。
それは、実体経済かもしれません。
以上。