トランプ大統領の人物像とその分析・評価

トランプ大統領の人物像とその分析・評価

 

以前、質問箱で「トランプ大統領の人物分析をおねがいします」という依頼をいただきました。

https://twitter.com/chu_sotu/status/1083340280898609154

まいど質問箱のご利用ありがとうございます。

かなり時間が経ってしまいましたが、とりあえずザックリと、自分の見立てを書いてみます。

 

なお、自分はトランプ大統領のことはあまりよく知りません。

報道などで受ける印象以外はあまり良く知りません。

それを前提に読んでいただきたいと思います。

 

 

 

トランプ大統領の人物像とその分析・評価1~よい父親であると思われたい

トランプ大統領の一番の願いは、たぶんこれだと思います。

「良き父親であると思われたい」

これは家族に対してでもあり、国民に対してでもあります。

ぶっちゃけ娼婦とのエッチなんてさっさと認めちゃえばいいものを、ごちゃごちゃと隠ぺい工作しようとして、余計に問題を大きくしてしまっている理由は、それが

「よき父親像からみてカッコ悪いことだから」

だと思います。

自分の欲望に負けてしまった・・・しかもプレイ内容が黄金シャワー・・・恥ずかしすぎます。

妻にも、息子にも、娘にも説明できない。

自分の支持者のキリスト教原理主義者たちにも顔向けできない。

律義な男です。

認めてしまえば楽なのに・・・

 

 

 

トランプ大統領の人物像とその分析・評価2~酒とたばこと薬物がきらい

トランプ大統領はクスリやタバコ、アルコールは嫌いだと聞きます。

大好きだった兄貴の死因がアルコール中毒だったからといいます。

トランプ大統領の周辺の人々も、彼は一滴も飲まないと言います。

たぶんそのとおりでしょう。

 

 

トランプ大統領の人物像とその分析・評価3~女が大好き、超スケベ、ある意味セックス依存症~

上記のとおり、トランプ大統領は酒、たばこ、薬物が嫌いだそうです。

でも、こういう人間はえてして他のものにおぼれます。

アルコールや薬物でドーパミンの分泌に晒されてないぶん、セックスの時のドーパミンにおぼれやすいのではないかと思います。

やっちゃいかんとわかっていても、威厳のある父親として過ごすストレスから解放されるために、セックスを拠り所にしてしまう。

そういうところがトランプ大統領にはあるようにみえます。

トランプ大統領は大統領になってしまったため、衆人環視の下におかれています。

娼婦と遊ぶ機会がなくなってしまいました。

これが、最近のトランプ大統領の精神状態に少なからぬ悪影響を与えているように思えます。

 

 

トランプ大統領の人物像とその分析・評価4~お金を稼ぐのが利口、イデオロギーかぶれは馬鹿、という認識~

トランプ大統領はもともとがビジネスマンです。

トランプ大統領がビジネスマンとして優秀だったかどうかは評価がわかれるところですが、少なくとも彼は、優秀か優秀でないかを判断する基準として、カネを稼ぐ能力が高いかどうかを基準にしているように思います。

そしてそれは、自分が自分を評価するときの基準でもあるように思えます。

イデオロギーや原理原則、理念ばかりを追いかけて、カネを稼がない奴は馬鹿、、、と考えているふしがあります。

そういった観点から、実はトランプ大統領はリスクが嫌いです。

北朝鮮との核ミサイル問題、中国との貿易問題においては、理念を貫こうとするよりも、実利を得ようとしています。

新NAFTA協議でも、カナダの乳製品問題などで理念を貫くよりも実利を取りました。

サウジのムハンマド皇太子がカショギ氏の殺害に関与していると周りが騒いでも、それが安保上、経済上のリスクになると見ればスルーします。

多くの人は、トランプ大統領の存在が経済にリスクだとみているようですが、個人的な見立てでは違います。

 

 

トランプ大統領の人物像とその分析・評価5~自分の支持者にいい顔をしたい、頼れる兄貴分な性格~

これは1とも被るのですが、トランプ大統領は自分を慕ってくれる人が好きです。

慕ってくれる人たちのために頑張る気はまんまんです。

自分に付き従ってくる者には悪いようにはしたくない、そういう兄貴分なところがあります。

ですから、4とも絡みますが、自分の理念を貫くことで米国民の利益を害するようなことはしたくありません。

メルヴィルの白鯨とか大嫌いだと思います。

重要なのは、理念を追求することよりも稼ぐこと。

それでみんなが喜んでくれること。

 

 

トランプ大統領の人物像とその分析・評価6~古典的な交渉術を多用、まずはふっかける、脅す、ディールに持ち込む~

トランプ大統領はとりあえず古典的、マニュアル的な交渉術にどっぷり浸っています。

もう手口はみんなバレバレです。

まずはふっかける、脅す、そしてディールに持ち込む・・・です。

さすがに毎度同じことを繰り返していますから、手の内は読まれています。

北朝鮮にしても中国にしても、こりゃ組し易しと見ていると思います。

むしろ逆に、株価が下落することでトランプ大統領がビビってます。

それが問題・・・

 

 

トランプ大統領の人物像とその分析・評価7~株価の下落を極端に怖がる~

トランプ大統領は株価が下落するのを嫌がります。

嫌がるというより、怖がる、恐怖を感じているんじゃないかと思われるくらいに過剰に反応します。

tweetなどをみていると、株価が下落するたびに何でもいいからポジティブなことを流そうとします。

逆に株価が上がってくると、楽観的なムードになります。

トランプ大統領からは、なにがなんでも株価下落は避けなければならないかのような、すごく強迫神経症な感じを受けます。

株価は株価、経済は経済、政治は政治という切り分け方はトランプ大統領にはありません。

トランプ大統領、ファーウェイCFO逮捕をめぐり司法省に介入を示唆~ホンキでディールしたがっているもよう~

中国が米国への追加自動車関税25%分を引き下げへ~トランプ大統領はディールしたがっている可能性~

交渉において相手を脅すところから始めるトランプ大統領ですが、それが米経済に跳ね返ってくると、途端にトランプ大統領の方がビビりだします。

相手をビビらせるつもりが、周りがビビッて、自分もビビる・・・ちょっと頭が悪い(笑)

 

 

 

 

トランプ大統領の人物像とその分析・評価8~両極端の人物を置いて、最後にディールするのは自分

トランプ大統領の交渉のやり方は、古典的なアメとムチです。

対中国の交渉で言えば、ペンスやナヴァロのような狂犬をけしかけます。

狂犬の役目をきっちり果たすペンス副大統領~APEC首脳宣言採択できず~

それで、最終的には自分の意に沿う奴に交渉を任せます。

市場の多くはライトハイザーのことを強硬派とみていますが、それは間違いです。

メディアの流す印象に流されています。

彼は、これまでもご破算にすることなくディールしてきた人物です。

ロバート・ライトハイザー通商代表部(USTR)代表が対中貿易交渉の窓口になることはそんなに嫌気すべきことか?

トランプ大統領はライトハイザーなら自分の意図に沿ったディールをできるとみて任せています。

それでも、もしライトハイザーが自分勝手にやるようなら、トランプ大統領はきっと解任するでしょう。

 

 

最後に、トランプ大統領の人物像とその分析、リスク管理、米国政治安定、世界平和への対処策

最後にトランプ大統領のリスクがあるとするなら・・・という点で語らせてもらいます。

トランプ大統領に一番のリスクがあるとするなら、それは痴呆などによって感情の起伏が大きくなり、今までのようなディール中心の行動ができなくなることです。

とくにもし次の4年をトランプ大統領が担うとしたなら、そのリスクはかなり高まると思います。

これまで思う存分セックスして大量のドーパミンに晒されてきた脳味噌が、今は監視が厳しすぎて妻以外にはヌいてもらえていない状態だと思われます。

これは厳しいです。

そういった環境の大きな変化は、間違いなくトランプ大統領の脳味噌に変化を及ぼします。

痴呆などが進んで感情の起伏が大きくなったり、あり得ない決断を下す可能性が高まります。

悪いことはいいませんから、トランプ大統領にブロンドヘアの爆乳娼婦をあてがうべきだと思います。

皆のために頑張っているんですから、そのくらいのご褒美は許してあげるべきです。

それが、米国のみならず、世界平和の維持・発展のためには重要なことです。

自分はそう思います。

以上。