2018年9月12日 米国市況概況

 

 

昨晩のNY市場はダウとS&P500が微々たる小幅プラス

ナスダックとラッセル2000は小幅にマイナス

実質的には横ばいだった。

 

 

この日はセクターごとに明暗がやや分かれる展開だった。

 

まず売られた中心からみると、半導体関連がここもとの流れを引きずって大幅安。

メモリのマイクロンMU、半導体製造装置のアプライドマテリアルズAMAT、ラムリサーチLRCX、KLAテンコールKLACが大幅安。

テキサスインスツルメンツTXN、ブロードコムAVGO、エヌビディアNVDAなども下げた。

ただし、引けにかけてSOX指数全体に戻す展開となり、シーゲートSTX、ウェスタンデジタルWDCなどはプラスで引けた。

 

また、情報通信の大手、いわゆるFAANGも弱く、アルファベットGOOGL、フェイスブックFB、ツイッターTWTRが下落。

新製品の発表を行ったアップルAAPLも下落。

ただ、Appleの場合はいつも新製品発表時には下がるアノマリーがあるのではあるが。

 

金融機関、特に銀行の下げがきつくなっており、中堅やリージョナルなところは2%を超えて下がるものもあった。

 

逆に強かったのが、ディフェンシブ株として見られるような食品や生活必需品、ヘルスケアなど。

タバコのフィリップモリスPMやアルトリアMOなども大きく上昇。

EIAの在庫統計で需給改善期待がでた石油精製銘柄も高い。

米中通商協議再開との報道から資本財関連も強かったが、ただこれ、アメリカ側代表がムニューチン財務相なので、実質的には交渉はどうせちゃぶ台返しされるんじゃないかと

 

とりあえず、合算出来高71億株。

そこそこ多いです。