AbemaTVでワールドカップをみるのに、国会中継をみない日本国民~総額約28.9兆円の第二次補正予算が可決成立

AbemaTVでワールドカップをみるのに、国会中継をみない日本国民~総額約28.9兆円の第二次補正予算が可決成立

 

2022年度補正予算が可決成立

総額28.9兆円の補正予算が自民、公明、国民民主の賛成多数で可決成立しました。

これで2022年度の歳出総額は139兆2196億円に。

 

コロナ対策で膨らんだ2020,2021年度に続き過去3番目に大きな規模の歳出総額。

補正予算歳出総額28.9兆円のうち、約22兆8500億円を新たな国債の発行で賄う方針となっています。

 

 

とりあえず、いつものことですが中身は水膨れ状態。

ひとつひとつ解説していくとキリがないので、端折りますが

とりま予備費だけみても凄まじい。

 

裁量余地の大きな予備費ですが、これだけで約1兆円が追加され、

当初予算と第一次補正予算をあわせると2022年度は4兆7400億円。

これまで積み上げた予備費総額だと11兆7600億円にも膨れ上がります。

 

内閣が裁量的に利用できる予算がこの規模にまで膨れ上がることに国民のほとんどが無関心なのでしょう。

国民はそんなことよりも、ワールドカップの方に関心があります。

 

AbemaTVにおけるワールドカップと国会中継

AbemaTVでは、ワールドカップを無料放送しています。

これについて、twitterなどで多くのネットユーザーが感謝するコメントをつけています。

サイバーエージェントの藤田晋さんありがとう、と。

 

でも、おなじくAbemaTVで流されている国会中継について

藤田晋さんありがとう、と言っている人はほとんどいないでしょう。

 

多くの国民、AbemaTV視聴者は、ワールドカップはみても国会中継なんてみない。

よほど政府に不満を持った一部の人々くらいしか興味がない。

 

職場や学校でW杯の日本代表の活躍について話に花が咲くことはあっても

補正予算の規模について浮き浮きと話すことなんてありえんですし。

 

オーウェルは正しかったんです。

彼が「スポーツ精神」や「1984」の中で書いたことは正しかった。

人々の興味関心を競技スポーツに向けさせ、その隙に為政者、上級国民たちが好き勝手をする。

 

日本で起きていることはコレでしょう?

 

ワールドカップに夢中になっている人達は、自分の姿を客観的に俯瞰してみたらいい。

己の姿が、己の眼にどう映るか。

 

以上。