ウクライナ軍が5月に反転攻勢?うそだろ?
ウクライナ軍の5月反転攻勢なんて無理だと思うよ
えーっと、つれづれなるままに考えたことを書きます。
巷では、「ウクライナ軍が5月に反転攻勢に転じる」なんて報道が流れています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、同盟国から供与される西側の戦闘機の到着を待たずに、大規模な反転攻勢を開始する考えを示した。https://t.co/nUaiPRg4s0 pic.twitter.com/gg4rJZGCV1
— ロイター (@ReutersJapan) May 1, 2023
まぁ、ずっと言われていたこと。
欧米からの武器弾薬が揃って、新兵の訓練も整う5月あたりからウクライナ軍が反転攻勢をかける・・・
そんな報道が昨年後半あたりから出てきていて、
とりあえずその流れをなぞる報道が続いています。
けれどなぁ・・・ロシア軍の戦い方もだいぶ変化している。
遠方からミサイル撃ってウクライナ軍の兵站を破壊することに集中しているようにみえる。
Massive strikes of the Russian Armed Forces on the logistics hubs of the Armed Forces of Ukraine continue – the target is potential places where enemy equipment accumulates
Today, our army attacked objects in Kramatorsk and Slavyansk, while the alarm was announced in most of… pic.twitter.com/sKY47EPeQq
— S p r i n t e r F a c t o r y (@Sprinterfactory) May 5, 2023
ちなみにコレに使われたのはKH-22空対地ミサイルとのこと。
もともと空対艦ミサイルで対地精度は低いけれど、超高速でほぼ迎撃困難。
ウクライナ軍の5月反転攻勢を阻む地対空ミサイルの枯渇
巡航ミサイルによる攻撃も活発化しているようですが、
最近になってSU-34などによる地上攻撃も活発化しているような。
Vídeo mostrando o que era uma parte de um alojamento de tropas ucranianas completamente obliterado por uma bomba russa FAB-500, lançada de um SU-34. Deviam haver muitas munições no local junto com os soldados ucranianos. pic.twitter.com/SRInnUVyht
— Informações mundiais e militares (@Ricardo_1934) April 30, 2023
Pesados e brutais ataques aéreos russos feitos por SU-34 russos em #Adviivka. Houve muitas mortes na região. pic.twitter.com/u3liXM7lj4
— Informações mundiais e militares (@Ricardo_1934) April 30, 2023
Bombardeiros SU-34 destroem depósitos de armas, combustíveis e veículos da futura contraofensiva em #Kherson.
Os SU-34 junto aos SU-35S reinam nos céus de parte da #Ucrânia… pic.twitter.com/afJO6z3CtJ
— Informações mundiais e militares (@Ricardo_1934) May 4, 2023
Bombardeiros SU-34 voando livremente nos céus da #Ucrânia à média altitude, e lançando suas bombas guiadas por GPDS contra bases ucranianas da contraofensiva, que estão à 40KM de distância dos bombardeiros. pic.twitter.com/qvc2wM4SdU
— Informações mundiais e militares (@Ricardo_1934) May 4, 2023
以前に比べても、ずいぶんと爆撃の成果を伝えるSNS投稿が増えている印象。
ウクライナ側の長距離地対空ミサイルはS-300がメインですが、
先の流出文書の件では5月にもミサイルが払底するとのことでした。
それがまさに現実化しているんじゃないか。
そんな感じの展開にみえます。
ウクライナ軍の5月反転攻勢を阻むドローン攻撃の激化
また、ドローンによる攻撃も活発化している印象。
Shahed-136 kamikaze drones destroy a Ukrainian military position in Zaporizhzhia pic.twitter.com/r5zmBa3InY
— LogKa (@LogKa11) April 26, 2023
Shahed-136 kamikaze drone destroyed Ukrainian fuel depots in Kirovhrad in the early morning hours pic.twitter.com/p0zAeMMAkw
— LogKa (@LogKa11) May 3, 2023
The UAF naval headquarters in Odessa was hit by a Geran-2 kamikaze drone. pic.twitter.com/uvDzQrmGa6
— S p r i n t e r F a c t o r y (@Sprinterfactory) May 3, 2023
お互いにドローンを戦場にガンガン投入しています。
私が5、6年前に予想した通り、ドローンが戦況を左右する兵器になりました。※
(※ 当時はまだドローンなんて玩具だ、みたいな意見が多かった。twitterが凍結されてしまったので当時のtweetを載せることができませんが、私はことあるごとにドローンが戦場で有意義に利用される展開を予想して書いてきました。いま起きているのはその最初の段階。いずれは、AI搭載で自律的に行動するようになるはず。)
とりま、ドローンが狙うのは前線兵士よりもSAMや兵站。
投入される数が増えれば、飽和攻撃で効率よくヤレる。
前線の兵士が集合したポイントにはFOABを利用
!!!! Grande explosão em Pavlogrado !! !!
Nos momentos iniciais do grande ataque russo de ontem em toda a Ucrânia esse vídeo gravado no momento inicial mostra uma grande explosão na Ucrânia.
Alguns estão falando que seria a FOAB(Pai de todas as bombas) sendo usada pela primeir+ pic.twitter.com/BJ3ExR8CQu
— Histórias do Mundo (@Historiasdomund) May 1, 2023
Footage of the Antonovsky bridge being destroyed by Russian forces pic.twitter.com/HlqE680lBu
— LogKa (@LogKa11) November 11, 2022
こんなことを続けていたら、士気が崩壊してもおかしくない。
面制圧兵器より精密兵器の方が優位と軍事専門家は解説しますが、
それは弾薬消費(とその兵站)を意識しなければならないような、
つまりは地球の反対側まで戦争をしかける米軍における話なんじゃないですか。
隣国同士が殴り合うような戦争において、攻撃機、爆撃機が自国から普通に飛べる環境において、
精密兵器が面制圧兵器にコスト構造で勝るかというと、非常に疑問。(とくにハイテク部品が手に入りにくい国なら猶更)
さらにいえば、面制圧には絵的な派手さがある。
士気に与える影響はどちらが大きいか。
劣勢な戦況を打開するため、ウクライナ側からはF-16の供与を求める声もあるらしい。
しかし、たぶんそれは厳しい。
もしそれを与えたなら、ウクライナはロシア本土をガンガン攻撃したくなるはずなわけで
戦域がガツンと広がっちゃう。
核戦争に展開するのも怖い。
このあたりの西側諸国の腹の内は、NATOにウクライナを入れてやらなかった時点でみえみえなわけで。
(これについてもtwitterに以前書いたはずですが、凍結済みで見ることができず…)
とりあえず、西側諸国、というかアメリカの本音としては、
「ロシアの勢力を削るためにウクライナに犠牲になってもらおう」
という程度のものでしかないはず。
ウクライナの人々は沢山死ぬけれど、まぁ頑張って長引かせてね、というところでしょう。
それがアメリカと言う国の、同盟国への扱い方。
大日本帝国が沖縄にやった仕打ちと大差ない。
というかアメリカにとっては、同盟や連合(Alliance)というのは従属国(Vassal State)の意味であって、決して対等な関係でみているわけではない。
そのあたりは、台湾有事がもし仮におきるならば、日本に対してもアメリカは同じ扱いをしてくるはずなわけで。
日本人は、いまから覚悟しておいた方がいいんだと思っています。
もっといえば、早くアメリカの従属国から抜け出せるようにしないと、いらぬ被害を被ることになるはず。
そのためには・・・っと、これについては、またいつかそのうちに書こうと思います。
ちょっと長くなり過ぎました。
ウクライナ軍の5月反転攻勢を警戒してワグネルが撤退?
さいごに、ワグネルが「5月10日にバフムトから撤退するかも」とか言い出している。
ワグネル、10日にバフムト戦線離脱 「弾薬なければ滅びる運命」 https://t.co/JlEESEvhuW
— ロイター (@ReutersJapan) May 5, 2023
これ、罠じゃないかなぁと思いますがw
素直に受け取る人がいるんですかね。
とりま以上です。
※なお、先にも書きましたが、私はtwitterのアカウントが(不当に!)永久凍結されておりますw
なので、この記事を自分でtwitterで拡散することができません!
とゆーわけで、最後まで読んだならちゃんと拡散してねw
(できれば異論反論なども含めてコメントほしいところ)
誰も反応ないと書く気おきなくなるんで。。。
よろしくお願いしますm(__)m