人工妊娠中絶(堕胎)は殺人に等しいはず~堕胎を非合法化すべき~

人工妊娠中絶(堕胎)は殺人に等しいはず~堕胎を非合法化すべき~

 

人工妊娠中絶(堕胎)が殺人罪にならないのはおかしい

日本では、年間に約15万件前後の人工妊娠中絶(堕胎)が行われています。(令和二年 14万5340件)

 

私は、人工妊娠中絶(堕胎)に猛烈に反対しています。

人工妊娠中絶(堕胎)は殺人に等しいと考えています。

いかなる理由があろうと、人工妊娠中絶(堕胎)を許すべきではないと考えています。

 

それは例えば、胎児に先天性の疾患がある場合であってもそうです。

また、強姦などによる妊娠の場合でもそうです。

母体に危険が及ぶ場合であっても、そうです。

 

なぜなら、「受精卵の時点で生命である」と私は考えるからです。

 

その生命は、母親とは別の人格の生命です。

たとえ母親であっても、母親と別の人格である胎児の生命を奪うことは許されるべきではない。

そう考えています。

 

上記のような人工妊娠中絶(堕胎)に反対する主張を、私はtwitterなどにずっと書いてきました。

私に経済ネタを期待している方にとっては、人工妊娠中絶(堕胎)の話題ばかりに執着している私をみるたび、ウンザリしていることでしょう。

 

どうせ中卒くんはふざけて語っているんだろう?とか

わざとフェミニストを釣るために人工妊娠中絶(堕胎)に反対しているんだろう?とか

そんなふうに私を見ているんじゃないでしょうか。

 

 

ぜんぜん違います。

私は本気で人工妊娠中絶(堕胎)に反対しています。

むしろ、経済ネタなんて客寄せパンダみたいなものです。

(私の予想はかなり当たるでしょう?)

 

私をあてにして来た人々に対し、私が本気で語りたいことは、

宇宙人との交流のありかたや

災害対策としての地下開発推進や

安保政策としての琉球国の独立推進…

そして、人工妊娠中絶(堕胎)の問題点の提起です。

(決して、jcjkネタではありません)

 

人工妊娠中絶(堕胎)の問題点こそが、私が多くの人々に耳を傾けて欲しいことです。

 

人工妊娠中絶(堕胎)は半ば合法のように行われている~母体保護法

ここで一応、人工妊娠中絶(堕胎)の法的な扱われ方を眺めておきます。

 

とりあえず、わが国では人工妊娠中絶(堕胎)は刑法で違法行為とされています。

(刑法 第212条~215条)

第二十九章 堕胎の罪
(堕胎)
第二百十二条 妊娠中の女子が薬物を用い、又はその他の方法により、堕胎したときは、一年以下の懲役に処する。
(同意堕胎及び同致死傷)
第二百十三条 女子の嘱託を受け、又はその承諾を得て堕胎させた者は、二年以下の懲役に処する。よって女子を死傷させた者は、三月以上五年以下の懲役に処する。
(業務上堕胎及び同致死傷)
第二百十四条 医師、助産師、薬剤師又は医薬品販売業者が女子の嘱託を受け、又はその承諾を得て堕胎させたときは、三月以上五年以下の懲役に処する。よって女子を死傷させたときは、六月以上七年以下の懲役に処する。
(不同意堕胎)
第二百十五条 女子の嘱託を受けないで、又はその承諾を得ないで堕胎させた者は、六月以上七年以下の懲役に処する。
2 前項の罪の未遂は、罰する。
(不同意堕胎致死傷)
第二百十六条 前条の罪を犯し、よって女子を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。

 

 

しかし一方で、母体保護法 第14条によって、半ば合法であるかのうように人工妊娠中絶(堕胎)は行われています。

第三章 母性保護
(医師の認定による人工妊娠中絶)
第十四条 都道府県の区域を単位として設立された公益社団法人たる医師会の指定する医師(以下「指定医師」という。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。
一 妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
二 暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫かんいんされて妊娠したもの
2 前項の同意は、配偶者が知れないとき若しくはその意思を表示することができないとき又は妊娠後に配偶者がなくなつたときには本人の同意だけで足りる。

 

先ほども書きましたが、年間15万件前後の人工妊娠中絶(堕胎)が行われています。

その多くは、「経済的理由により母体の健康を著しく害する」という理由によるもの。

それで15万件前後も胎児が殺されている・・・

 

本当に経済的理由によるものでしょうか?

子供が生まれると経済的理由で母親の健康が著しく悪化するのでしょうか?

もしも子が生まれれば母親の健康が著しく悪化する程の経済状況になるのなら、そこを行政がカバーしたらいいじゃないですか。

その行政コストをかけずに、胎児を殺すことを社会と母親が選択する?

 

これを異様と感じないなら、五体揃って頭脳明晰に生まれてきた人間のエゴだと思います。

 

妊婦に生命の危険が及ぶ場合でも人工妊娠中絶(堕胎)はすべきではない

妊婦の状況によっては、人工妊娠中絶(堕胎)しなければ母体の生命に危険が及ぶ場合もあるかもしれません。

それでも私は、もし妊婦が自身の生命に危険が及ぶことを懸念して人工妊娠中絶(堕胎)をすることに反対です。

また、もし人工妊娠中絶(堕胎)する場合には、しっかりと刑事訴追を受けるべきだと考えています。

あとは司法の場で諸々を斟酌してもらって量刑を減じて貰えばいいだけの話です。

 

強姦による妊娠であっても人工妊娠中絶(堕胎)すべきではない

また、強姦による妊娠の場合でも、人工妊娠中絶(堕胎)は許されるべきではないと自分は考えます。

だって、胎児は母親とは別人格なんですから。

別の人格を、母親の所有物であるかのように潰していいはずがない。

人間の命を誰かの所有物のように扱うことには断固反対です。

ちゃんと生まれてくるべきですし、ちゃんと産むべきです。

 

 

先天性の障害を負っていても人工妊娠中絶(堕胎)の対象にすべきではない

私は、先天性の障害を負っている方でも、全員が生まれてくるべきだと思っています。

もっといえば、障害という価値観が嫌いです。

 

障害は個性であり、勝手に誰かが外形的に病名をつけて呼んでいるだけのこと。

私はそう考えています。

もちろん、病名をつけることで治療や周囲の理解ふくめ本人の為になっている部分はあるのでしょうが

病名がついていることが理由で人工妊娠中絶(堕胎)の対象にしてしまうとなれば、それは全く本人のためにはならないはずです。

 

病名をつけることが、命の選択に繋がってしまう。

それは絶対に許されるべきではないと思います。

 

出生前検査のような類のものも、出産後の児の管理のために行う目的ならわかりますが、障害児を殺すために行うのであれば、絶対に許されるべきではないと思います。

 

こんなことをいうと「障碍者が生まれたら保護者が大変だ」という人もいるでしょう。

私は、障碍者は社会全体で育てて行ったら良いと思っています。

家庭で相手にしきれない子供は、自治体、国家全体で育てていったら良いと思っています。

その考えが前提にあって、先天的障害児の人工妊娠中絶(堕胎)に反対しています。

 

また、「障害をもって生まれてくる子が可哀想」という人もいるでしょう。

しかしそれは、私にとってはお為ごかしな発言だと感じます。

障害者の方の為を思って言っているようにみせて、実際には自分達の利己のために言っているんじゃないでしょうか?

そんなに障碍者の方を可哀想だと思っているのなら、障碍者福祉のために我々の納税額を増やすことには大賛成するんでしょうかね。

 

私は、すべての命は生まれてくるべきだと考えています。

そして、社会に送り出すまでの間は、社会全体でしっかりと平等に育てるべきだと思っています。

その為には、豊かな人から税金を大量にとって、経済的に恵まれない子供たちを支援すべきだと思っています。

また、先天的な障害を負っていることで不利益を受けている人々には、猶更多くの支援をすべきだと思いますし、社会に出てからの幸福度を高めるための支援も継続するべきだと考えています。

そのためには、豊かな人々がもっと負担をすべきだと思います。

 

(追記:今回は書面の都合上省きますが、私としては、全ての生物の幸福は、生命維持と繁殖にあると考えています。つまりセックスなしでは幸福を感じることは難しいはず。障碍者の方のセックスを行政サービスの中でどうすべきか。障碍者の方の出産、育児への行政支援はどのようにすべきか。そこまで福祉行政は考えるべきと考えています。私のこうした考えに対して、社会はまだ受け入れる状況にはありませんが、2世紀くらい先には、理解される日がくると期待しています。)

 

経済的な理由で人工妊娠中絶(堕胎)する社会は異常。経済的な理由を解決することが重要

上でも書きましたが、母体保護法14条において、経済的な理由をもとにした人工妊娠中絶(堕胎)は認められています。

 

しかしこれは本当に酷い法律であると、私は考えます。

経済的な理由という曖昧な要件を以て、社会全体で胎児達を殺して棄てているようなものです。

 

「子供を産んだら経済的に苦しくなって、母親の健康が著しく悪化する」

とよく言いますが、それなら母親が育てずに保護施設に預けたらいいではありませんか。

もしくは、母親が育てることができるように、社会全体がコストを負担したらいいではありませんか。

むしろ、子供を産んだら経済的に豊かになれるように、産んだ母親に多額の金銭を与えるような行政サービスをしたらいいじゃないですか。

 

もし子供を産むことが経済的に著しく母体を危険に晒さない状況になったなら、

経済的な理由を根拠にした人工妊娠中絶(堕胎)はまったく許されなくなります。

現行法のままであっても、妊娠すれば産むしかなくなります。

そういう社会にすれば、年間15万人前後も殺されている状況が改善します。

 

 

子供を産んだら母親が育てるべきという価値観が人工妊娠中絶(堕胎)を推進している

私は、子供は社会全体で育てるべきだと考えています。

家庭、親戚、地域、行政、国家、地球、宇宙・・・すべて社会のユニットです。

そうした社会のユニット全体が、あまねく負担をしながら子供達を育てて行ったら良いのだと思います。

どこかのユニットが上手く機能しないなら、他のユニットが補助すればいいだけの話。

 

家庭が上手く機能しないなら、社会全体が児を引き受けて育てればいいだけのこと。

そういう仕組みをしっかり作り、人工妊娠中絶(堕胎)を全面的に廃止すべきだと、私は考えます。

家庭が上手く機能しないからという理由で人工妊娠中絶(堕胎)をするのは、国全体で胎児殺人を推進しているようなもの。

私はそう考えます。

 

そうした私の考えに同意できない奴は、己の利害得失の為に年間15万人の同胞を無意識に殺している大量殺人犯と同じだと、私は思います。

 

なお、この記事は以下のtweetを基に書きました。

 

以上。