中国2018年8月の不動産投資統計
2018年8月までの中国不動産開発投資総額は76551億円で前年度比10.1%増加。
前月との比較では伸びが0.1%鈍ったものの、なおも高い水準を維持。
総額でみると
東部地域は前年比11.2%増加。前月に比べ0.3%ポイント低下。
中部地域は9.7%増加、前月に比べ0.7%ポイント低下。
西部地域は6.6%増加、前月に比べて0.8%ポイント増加。
北東部地域は17.3%増加、前月に比べて0.4%ポイント増加となった。
年初からの8ヶ月間に不動産開発企業が購入した土地面積は、前年比15.6%増加し16415万平方メートル
8月の成長率は年初から7ヶ月間の成長率より4.3ポイント上昇
土地の総取引は23.7%増加し8177億元
成長率は年初から7カ月間の成長率より1.8ポイント上昇
年初からの8カ月間の商業用建物の床面積は前年比4.0%増加し10億2,247万平方メートル
8月は前月までの伸びに比べて0.2ポイント減。
年初からの8カ月間の商業用建物の販売額は14.5%増の8兆9396億元
8月は前月までの伸びに比べて0.1ポイント上昇
年初からの8カ月間の不動産開発企業の資金は前年比6.9%増の10兆6682億元
前月までの伸びに比べ0.5ポイント上昇
8月の国内不動産気候指標は101.98で、前月比0.10ポイント上昇
1月から8月までの不動産関連投資関連の動向は以下です。
商業ビルはともかく、住宅関連はいまだに堅調に推移しているようにみえます。
ただ、ひとつ注意が必要なのは、中国の不動産関連の統計はどの時点で計上しているのかわかりにくいということ。
若干、どの時点で認識するかを恣意的に運用されている可能性があることには注意が必要です。
住宅優位な展開のようにみえます。
とりあえず、目先急激に中国のマーケットが鈍化するような可能性は薄いと思います。