2018年9月24日 米国市況概況

 

 

昨晩、月曜日のNY市場はダウ、S&P500、ラッセル2000が下落、Nasdaqがほぼ横ばいの展開であった。

 

この日の特徴を一言でいえば、

アマゾンAMZNとアップルAAPLから溢れる水が止まった相場

 

だと思う。

これについてはこちらの記事

関連記事:【相場観】2018年9月第4週の米国株相場をかる~く振り返ってみよう(17日~21日)

に書いているので再度書くのはやめておくが、とりあえず、ここもと二週間くらいは全体的なリバランスによる出遅れ銘柄の物色があったと思う。

昨晩のNY市場はそれが止まった相場、だと思う。

 

とりあえず、そんなわけで情報通信セクターに再度資金が戻っている。

アマゾンAMZN、アップルAAPLのほか、ネットフリックスNFLX、フェイスブックFB、アルファベットGOOGL、マイクロソフトMSFTなどは上昇。

逆に、金利上昇傾向にもかかわらず金融株は利食い売りに押される動きとなり、ここ数日の動きと好対照。

金利上昇にネガティブに反応しやすい公益や生活必需品セクターも売られている。

資本財や一般消費財セクター、小売りや運輸も売られ、総じて弱い相場つき。

一部の銘柄だけが牽引する相場に戻ってしまっている。

 

なお、OPEC総会による原油増産が不発におわり、北海ブレント中心に原油価格が上昇。

これを受けエネルギー株は上昇するものが多い。

 

 

個別には、スカイ買収の高値掴み感を嫌気されてコムキャストCMCSAが6%近い下落。

あいかわらず火力発電用タービンの問題が嫌気されているゼネラルエレクトリックGEが3.53%安。

原油価格の上昇によるサーチャージ上昇の可能性から航空各社は大幅安となっている。

 

合算売買高は69.6億株。

 

個人的見解:市場のエネルギーはしっかりあり、チャートも上昇トレンドではあるが、どうにも乗り気にならない相場。