2019年1月14日 米国株式市況概況

 

 

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昨晩のNY市場はダウ、ナスダックス、S&P500、ラッセル2000揃って下落。

ここもと出てきた中国の統計が全体的に弱いことを嫌気する声が出てきており、この日発表された貿易統計も非常に弱かったことから終始弱含んだ動きとなった。

【統計】2018年12月中国貿易統計

【統計】中国生産者物価指数CPI 2018年12月~通信費とエネルギー価格が下落要因

【統計】中国生産者物価指数PPI 2018年12月

【統計】2018年12月累計(年間)の中国自動車販売~相変わらずEVは絶好調キープ

中国で商売する比率が大きい半導体株が特に弱く、SOXは下押し気味に推移。

 

この日はシティCの決算を受けて金融株が序盤弱かったものの、その後は見通しの好調を受け大手銀中心に上昇。

 

情報技術、ヘルスケアなどウェイトの大きい人気セクターがやや売られ気味であり、クリスマス後の戻りをためす相場に息切れ感が出ている。

PG&E問題もからめ、公益セクターは全体的に弱い。

カリフォルニア州のガス・電力会社PG&Eが破産法申請か?~山火事2年連続で

 

 

ぶっちゃけシティの決算は悪かった、にもかかわらず上昇した。しかし情報技術などには戻りの鈍さがみえている、半導体も弱い・・・見極めの難しい展開。

こうした難しさを意識しているのはマーケット参加者全体の共通認識らしく、合算売買高は68億株と低迷。

とりあえず、やすむも相場か。