【投資戦略】新興国のインフレ率がぜんぜん上がってこない件~リーマンショックと比較するのは不適当~

Pocket

新興国のインフレ率がぜんぜん上がってこない件~リーマンショックと比較するのは不適当~

 

新興国のインフレ率が上がらない・・・

先日、インドのCPIデータが発表されました。

CPI inflation hits 18-month low, eases to 2.19% in December 2018

インドのCPIは一年半ぶりの低水準、2.19%に低下しています。

クリック!にほんブログ村 株ブログへクリック! クリック!   

インドは恒常的な貿易赤字国であり、インフレになりやすい土壌があります。


source: tradingeconomics.com

にもかかわらず、インフレ率は低下していっています。

 

 

 

巷では、「リーマンショックの再来はあるか?」

みたいに騒ぐ方たちがいますが、どう考えても今がその状況にあるようにみえません。

あのころと現在の違いは、この新興国のインフレの違いにあると思います。

 

 

 

インドのインフレ率 CPI 消費者物価指数


source: tradingeconomics.com

タイのインフレ率 CPI 消費者物価指数

source: tradingeconomics.com

中国のインフレ率 CPI 消費者物価指数


source: tradingeconomics.com

メキシコのインフレ率 CPI 消費者物価指数


source: tradingeconomics.com

インドネシアのインフレ率 CPI 消費者物価指数


source: tradingeconomics.com

フィリピンのインフレ率 CPI 消費者物価指数


source: tradingeconomics.com

南アフリカのインフレ率 CPI 消費者物価指数


source: tradingeconomics.com

トルコのインフレ率 CPI 消費者物価指数


source: tradingeconomics.com

 

 

トルコが特殊要因で上昇していますが、その他は概ね低下傾向です。

リーマンショック前はクレジット市場が逼迫したのと、資源価格の上昇懸念が冷めなかったことから(デカップリングで新興国は成長するとみられていた)、インフレ率がなかなか下がりませんでした。

しかし、現在、世界中がディスインフレ気味に推移しています。

 

世界各国のインフレ率を高い順に並べるとこんな感じです。

Venezuela1300000
Sudan68.94
North Korea55
Argentina48
Iran39.9
Central African Republic38.04
South Sudan33.5
Zimbabwe31.01
Syria27.1
Liberia26.6
Turkey20.3
Angola18.36
Sierra Leone18.14
Haiti14.5
Uzbekistan14.4
Egypt11.97
Nigeria11.28
Ethiopia10.4
Malawi10.1
Guinea9.8
Ukraine9.8
Congo9.6
Sao Tome and Principe9.6
Yemen9.49
Ghana9.4
Eritrea9
Myanmar8.32
Mongolia8.1
Uruguay7.96
Zambia7.9
Tunisia7.5
Madagascar7.2
Gambia6.55
Turkmenistan6.5
Gabon6.4
Pakistan6.17
Cuba5.9
Lebanon5.83
Chad5.8
Kenya5.71
Belarus5.6
Lesotho5.6
Namibia5.6
Bangladesh5.35
Kazakhstan5.3
Swaziland5.3
Tajikistan5.3
South Africa5.2
Suriname5.2
Philippines5.1
Fiji4.9
Mexico4.83
Cayman Islands4.8
Honduras4.7
Nepal4.7
Papua New Guinea4.5
Russia4.3
Aruba4.2
Jamaica4.1
Algeria3.99
Nicaragua3.89
Botswana3.8
Brazil3.75
Bahamas3.7
Iceland3.7
Jordan3.7
Mozambique3.52
Norway3.5
Estonia3.4
Seychelles3.38
Romania3.3
Tanzania3.3
Paraguay3.2
Colombia3.18
Guatemala3.15
Indonesia3.13
Macau3.12
Bulgaria3.1
Hungary3.1
Cambodia3.04
Vietnam2.98
Kosovo2.9
Mali2.9
Saudi Arabia2.8
Sri Lanka2.8
Mauritania2.7
Chile2.6
Hong Kong2.6
Latvia2.6
East Timor2.5
Dominican Republic2.37
Belgium2.34
Azerbaijan2.3
United Kingdom2.3
Vanuatu2.3
Austria2.2
Uganda2.2
India2.19
Peru2.19
Laos2.14
New Caledonia2.1
Slovakia2.1
Costa Rica2.03
Czech Republic2
European Union2
Montenegro2
Netherlands2
Serbia2
Sweden2
Australia1.9
Bhutan1.9
China1.9
Lithuania1.9
Luxembourg1.9
New Zealand1.9
United States1.9
Albania1.8
Armenia1.8
Bosnia and Herzegovina1.8
Guyana1.8
Mauritius1.8
Canada1.7
Cape Verde1.7
Cyprus1.7
Faroe Islands1.7
Germany1.7
Euro Area1.6
France1.6
Barbados1.5
Bolivia1.5
Georgia1.5
Maldives1.4
Malta1.4
Slovenia1.4
Croatia1.3
Morocco1.3
Niger1.3
Poland1.3
Senegal1.3
South Korea1.3
United Arab Emirates1.3
Finland1.2
Israel1.2
Puerto Rico1.2
Spain1.2
Togo1.2
Afghanistan1.1
Bermuda1.1
Equatorial Guinea1.1
Italy1.1
Republic of the Congo1.1
Ivory Coast1
Trinidad and Tobago1
Cameroon0.9
Liechtenstein0.9
Macedonia0.9
Moldova0.9
Denmark0.8
Japan0.8
Oman0.8
Panama0.8
Bahrain0.7
Portugal0.7
Switzerland0.7
Djibouti0.6
Greece0.6
Ireland0.6
Kyrgyzstan0.5
El Salvador0.43
Burkina Faso0.4
Thailand0.36
Palestine0.32
Singapore0.3
Ecuador0.27
Brunei0.2
Malaysia0.2
Iraq0.1
Kuwait0.1
Rwanda0.1
Belize0
Taiwan-0.05
Qatar-0.3
Guinea Bissau-0.5
Benin-1
Comoros-1.6
Libya-1.8
Somalia-3.6
Burundi-7.3

 

 

現在起きていることは単なる在庫循環的な在庫縮小減少局面のディスインフレであり、リーマンショックなどと比較するのは大きな間違い、だと思います。

せいぜいでITバブルと比較するくらいが適当だと思いますが、ITバブル当時に比べればはるかにバリュエーションが低く、また、次世代の需要がいろいろみえているあたりはポジティブだと思います。

(ITバブル崩壊後には、本当に次の需要が見えなくなっていました。さらに、911テロが追い打ちをかけました。)

現在、ドルインデックスは十分に高い水準であり、ここから新興国売り米国買いがおきるような状況でもありません。

一般的な在庫循環のペースでいくと、年の中頃にはボトムをつけると思います。

とりあえず、その前後の6カ月の間で株式もボトムをつけるはず、以前から書いているように、買い目線で値札が貼り替えられるのを待つ相場、だと思います。

 

今年は、種をまく年です。

クリック!にほんブログ村 株ブログへクリック! クリック!    

 

以上。