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2018年8月22日 米国市況概況

 

 

昨晩のNYはダウとS&P500が下落する一方でNasdaqとラッセル2000は上昇するマチマチな相場。

FOMC議事要旨の発表があったものの予想通りの内容で材料視されず。

 

この日、上昇したのはエネルギー、バイオ、医療機器、情報技術、決済サービスなどごく限られたセクターだけ。その上昇も限られたのだった。かといって、下落も激しくはない、そんなまちまちな相場。

 

限月交代したばかりの原油先物は、週間在庫統計の減少を受けて買戻しの展開。エネルギーセクターの後押しとなった。

エクソンモービルXOM、シェブロンテキサコCVXなどメジャーどころから、独立系のコノコフィリップスCOP、EOGリソーシズアナダルコペトロリアムAPC、ヘスHES、マラソンオイルMRO、ノーブルエナジーNBL、デヴォンエナジーDVN、アパッチAPA、パイオニアナチュラルPXD、ニューフィールドエクスプラレーションNFX、サザンエナジーSWNなどが1%台後半から4%の上昇とこじっかり。

ただ、留出油、ガソリンの在庫は増加しており、精製銘柄もこの日は上がっていたが、持続性にはやや疑問符か?

 

 

 

ノンシクリカルセクターは全体的に売られており

ここもと強かった通信のAT&T(T)、ベライゾンVZが安く、センチュリーリンクCTLは6.5%と大幅安。

電力セクターなど公益銘柄も総じて安い。

生活必需品もプロクター&ギャンブルPG、コルゲートCL、キンバリークラークKMBなど安く

タバコのフィリップモリスPM、アルトリアMOも下げた

食品銘柄も安く、飲料のコカ・コーラKO、ペプシコPEPが下げた

医薬品セクターも下げており

高配当のREIT、不動産銘柄も下げた。

 

シクリカルセクターも売られており

国防資本財や工業セクターなどは総じて下落

ユニオンパシフィックUNP、CSX、ノーフォークサザンNSCなど鉄道も下落

ユナイテッドパーセルサービスUPSやフェデックスFDXも下落

航空大手も総じて下落。

金融もまちまち。

 

 

個別にはターゲットTGTとロウズLOWが決算を受けて高い。

ターゲットは既存店売上が13年ぶりの伸びとか。ウォルマートWMTもそうだったが、やや業界全体に追い風が吹き過ぎていて、追い風参考記録という感じがしないでもない。

 

 

 

とりあえず、市場全体としてはまちまちな展開。

この日でS&P500種の強気相場は過去最長記録を更新したらしい。が、これは日にちの取り方次第なので異論はある。とりあえず、昨日に高値を更新し、今日はそこそこ値をかためていた、そういう相場。

S&P500のうち21銘柄が52週高値更新、安値更新はなし。Nasdaqでは109銘柄が高値更新、22銘柄が安値更新。

この日の出来高は52.6億株。休みは明けているはずだが、全然活気は戻ってこない。