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2018年7月25日 米国市況概況

 

 

昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000の4指数揃って上昇。

トランプ大統領とユンケルEU委員長との会談が貿易戦争回避の流れになったと伝わったことで引けにかけて急上昇、いっきに3月高値を置き去りにする流れとなった。

この日強かったのは輸送株指数、通商摩擦回避と好調なUPS決算を受けて昨晩の押しを倍返しする動き。特にUPSが6.9%高だったほか、鉄道のユニオンパシフィックUNP、CSX、ノーフォークサザンNSCが2.5%~5%の上昇。UNPの決算が好調だった理由がオンライン通販の拡大だったことからアマゾンAMZNなども好調に推移した。

資本財セクターは決算が軟調だったボーイングBA、ノースロップグラマンNOCなどが軟調。一方で、その他の銘柄は引け間際にかけて大きく上昇。米国と欧州の通商摩擦が回避されることへの期待か?

新築住宅販売鈍化、在庫上昇、価格下落の流れを受け、住宅市場の先行き不透明感が台頭。住宅関連三社DRホートンDHI、レナーLEN、プルートPHMが2~4%の下落。

医薬、バイオへの資金流入はこの日も続き、バイオジェンBIIBとイーライリリーLLYが約3%の上昇。ボストンサイエンティフィックBSX、インテュイティブサージカルISRGが2%台の上昇。

このほかには、決算を失望してAT&T(T)が5%近い下げ。

コカ・コーラKOはオーガニックセールス好調で1.83%高。

HCAヘルスケアHCAも決算好調、通期見通し引き上げを素直に受けて10%近い上昇。

ゼネラルモーターズGMは鉄鋼・アルミを中心としたコスト上昇を理由に通期業績を引き下げで5%近い下げ。

なお、この日は情報通信株が非常に強かった。マイクロソフトMSFTを筆頭にアマゾンAMZNやフェイスブックFB、アルファベットGOOGLあどなど総じて上昇。

ただ、引け後にはFBが非常にネガティブな決算を出して急落しており、その影響には注意が必要。

 

 

 

とりあえず、出来高はやや戻ってきている。

値上がり銘柄数も値下がりを上回っている。

チャート的には一気に最高値をとりにいってもおかしくない動きだが、、、さて。ど