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実質GDP 8四半期連続プラスはバブル期以来だが・・・

17年10~12月期GDP1次速報値

昨年10-12月期実質GDPは前期比0.1%増、前期比年率0.5%増の8四半期プラス。

ただし、事前予想は前期比0.2%、前期比年率1%増を予想していたのでネガティブ。

民間設備投資や消費の下振れによるものとの解説が多いが、たしかに民間設備投資はしょっぱかったが、個人消費の予想は前期比+0.4が多かったはずであり、前期比+0.5%はマシなのではないか。

政府支出や在庫に支えられたわけでもない。このあたりの数字は実質的にはポジティブだと思う。

 

 

 

それよりも、GDPデフレーターの季節調整済み前期比0.1%マイナス、特に外需デフレーターのマイナス寄与が個人的には気になるところ。輸出入のバランスの悪さは、リーマンショック後から顕著になってきている。

 

とりあえず、8四半期連続プラスはバブル期以来。それは素直に歓迎したい。が・・・どうもバブルのころの盛り上がりは感じられない。

それは当然で、当時とは成長率が3倍は違う。

国内の労働力人口減少を問題視する向きもあるが、もちろんそれもあるが、それと同時にリーマンショック後、とくに震災後の内需外需のバランスの悪さも問題視した方が良いと思う。

 

 

とりあえず、買い材料にも売り材料にもならない数字だった。

経済政策にも金融政策にもなんら影響を与えないはず。

ねむたい数字・・・。

 

 

 

by中卒くん