あんまこーゆーしょーもないテーマで記事を書くのは気が引けるのだけど
いちおー需要はあるかなーってことで、書いてみようと思います。
おいらが参考にしている投資関連(?)の本のリストです。
まず最初はこちら
新詳高等地図 (Teikoku’s Atlas)
みなさん一度はお世話になったはずの帝国書院の地図帳です・・・
・・・って、ぜんぜん投資関係ないじゃん!
って声が聞こえてきそうですが、これ、とても大切ですよ。
世界地図を眺めると、色んなことが見えてきます。地勢、気候、資源の分布・・・地図帳をみて想像力が働くか働かないか、それは貴方次第です。。。
次はこちら・・・これも学生時代に副読本として使った方が多いかもしれませんが・・・
データブック オブ・ザ・ワールド 2018: 世界各国要覧と最新統計
これは良いですよ。まず前半部分で以下の項目が示されます。
世界各地の月平均気温、降水量、世界の主要河川、火山、山、海溝などの地勢的紹介
ニッケルや銅、大豆、小麦、鉄鋼、アルミなどの生産量・輸出量・輸入量のランキング
各国の人口動態、世界の宗教ごとの統計、日本の都市の人口構成、アメリカの州ごとの統計など
日本の主な発電所一覧とか、製油所一覧とか世界の原発一覧とか、世界の主な港湾とか、海上荷動き量・・・ほかにもいっぱいランキングが載っています。
で、後半部分では各国別に
首都、面積、人口、地勢、気候、歴史、現況、経済、政体、出生率、死亡率、乳児死亡率、合計特殊出生率、平均寿命、識字率、年齢別人口構成、産業別人口構成、人口密度、都市人口率、主要都市一覧、国民総所得、一人あたり国民総所得、国内総生産成長率、使用される言語、主要民族一覧、宗教一覧、土地利用一覧、農牧林水産品目一覧、鉱業製品一覧、工業製品一覧、発電量、輸出品目一覧、輸入品目一覧、日本との貿易関係、貿易依存度、通貨、外貨準備高、観光客、観光収入、鉄道輸送量、航空輸送量、自動車保有台数、固定電話契約数、携帯電話契約数、インターネット利用率、消費構造、国防支出、兵員数、日系現地法人数、在留邦人数、在日大使館住所
などが事細かく書かれています。
パラパラっとめくるだけで世界に行った気分になれます!
(中卒くんは海外旅行したことがありません!)
おいらは学生時代、この本を隅々まで読みこみました。受験に使えるとか使えないとか関係なく、単なる趣味で読んでいた感じです。これがアタマに入っていると、世界で何か紛争が起きたり、通商摩擦が起きたりすると、次の一手がみえてきます・・・あぁ、たぶんこういうことだろうなぁと。
そういう意味で、投資に使えます。間違いありません。あとはデータを読み解く側のセンスの問題です。
お次はこちらの二冊・・・
ようやくまとも(?)な相場関連の本が出てきました。
これは、かの有名な投機家 ジェシー・リバモアについて書かれたものです。
おいらは、基本的に他人のトレードを真似ません。他人のブログも読みますが、本もたまに読みますが、なるほどそういう感覚の人もいるよねーくらいにしか見ていません。さら~っと眺めるように読むだけです。
この二冊は、そんな活字嫌いな俺がマジメに読んだ唯一の相場関連本です。
なぜなら、この二冊だけは、おれの琴線に触れるものがあったからです。
まったく期待せずに読んだんです(下の本)。相場歴2年目くらいでしょうか。
ちょうどITバブル崩壊して数か月たったくらいの時だったと思います。
読んだ途端に「あぁぁ!」ってなりました。
「そうだよそうだよ!おなじ事考えてた人がいるんじゃねーかよ!」
って感じです。もうびっくりです。一世紀も昔の投機家と、同じように成功して、同じように失敗して、同じように悩んでいる自分に気づきました。
この本には、トレーディングのコツみたいなものは書かれていません。どうやってテクニカル指標を読むかだとか、どうやって統計を見るかなんてことは書かれていません。
でも、ある程度経験した山師さんなら、リバモアの言葉は心にグサリと刺さるはずです。
この本は、これから相場を始める人には勧められません。勧めても、ツマラナイ、カネにならないって思われると思います。上がる株おしえろ、チャートの見方おしえろ、具体的な取引手法おしえろって言われるに決まってます。実際にむかし、ある若者にそう言われました(笑)
この本は、ある程度コツをつかんで、成功して、失敗して、悩んだ頃に読むことをお勧めします。
ちなみに、この本にはジェシー・リバモアが知人に騙される話も載っています。人との付き合い方、距離のとり方は、とても参考になります。
おいらは、
相場で食っていくならば、ぜったいに素性を明かすべきではない
と思います。
オフ会なんかに参加する人たちの気がしれません。まったくリスク管理がなってないと思います。おいらは、家族以外にはこの稼業を教えていません。
また、リバモアは最後は自殺してしまうのですが、でも彼は相場で失敗したわけではなかったと言われています。
放蕩癖のある妻と、ろくでなしに育った息子に絶望したのではないか、とおいらは思っています。彼は、女を見る目は間違っていました。
おいらは、嫁さん選びはとても慎重にしました。
この本からは、相場師がどのように家庭を作るかについても学びました。
まさに人生を導く書です。
投資家、投機家として生きていくつもりなら、絶対に読むべき本だと思います。
ちなみに、読まなくていい本も紹介しますw
おいらが初めて出会った相場師の方は、シュンペーターやらマルクスやらを勧めてきました。ちょうど家の蔵書にありましたのでよみました。がんばりました。
でも、難しすぎます!
俺は因幡の白兎になった気分でした!
断言します。
そんなもの読む必要ありませんw
シュンペーターは悪くないです。読んで得たものはあります。
でも、、、解説本で十分です。
俺たちはあくまでも学術書を読む必要はありませんw 時間の無駄ですw
それから、ウォール街のランダム・ウォーカーもやめましょう。
読んでいるとムカついてきます。
これは、稼げない奴が自分を慰めるために読むための本です。
無視しましょう。
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
それから、シーゲルの書いた本
書かれている内容は極めてオーソドックスなんですが、文体のおかげなのか、ある種の洗脳本と化しています。
彼の本を読んで、
「アメリカ株はすごい!私もアメリカ株で大金持ちになるぞ!」
みたいにやってる人がたくさんいるようですが、それは残念ながら無理です。
現在のアメリカ株のような高バリュエーション銘柄で今からシーゲル流をやるのは愚かです。
この本を読んでいいのは、ある程度の経験値を持った人ではないかと思います。
最初からこれを読むと、人生設計を誤る気がします。
ほかにも紹介するつもりでしたが、長くなりましたので今回は一旦〆ることにします。
ではまた。