【ECM】エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の業績・決算と株価~RSコンポーネンツの親会社
今回は工業製品と電子部品の販売代理店・ディストリビューター・オンライン小売などを行うイギリス企業
RSコンポーネンツ(RS Components)の親会社、エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)についてみていきます。
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)は世界32か国以上に100万人以上の顧客がいる、この業界のリーディングカンパニーです。
まずは、エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の事業内容についてみていきましょう。
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の事業内容
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の事業内容は、簡単に言ってしまえば電子部品や工業製品(計測器など)の販売代理店、ディストリビューター、オンライン小売業者です。
近年、とくに参加のRSコンポーネンツ社を利用してオンライン小売に積極的に展開。
会社側説明によると、売上の61%近くがオンライン販売から生み出されるとのことです。
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)は世界32の国で直接オペレーションを行っており、6000人以上を雇用。
顧客数は100万事業所以上。
また、扱うアイテム点数は50万以上とのことです。
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の2018年Q4業績
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の業績は以下のようになっています。
https://twitter.com/chu_sotu/status/1107226887376392193
こうやってみると、エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の業績は世界的な電子部品需要などに振れることがわかります。
しかし、最悪でも赤字にはならなさそうにみえます。
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents) セグメント業績
https://twitter.com/chu_sotu/status/1107227022286163968
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の業績は、地域別に2017、2018年の業績をみると上記のようになります。
ヨーロッパとアメリカはしっかり営業利益10%超をとってきています。
とくにエレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の本国イギリスが属すNorthern Europeは無駄がないビジネスをしているのでしょう。
営業利益率は10%台後半です。
対して、アジアではまだ種まき中のようで若干の赤字になっています。
https://twitter.com/chu_sotu/status/1107226950198661125
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)のバランスシートに関しては特段問題なし。
在庫が多いですが、販売商社なので当然ですね。
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の株価
エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の株価は、オンライン販売の進展と、ここ数年の電子部品需要拡大で大きく上昇しましたが、その需要も一巡してきており、株価はやや軟調です。
なお、エレクトロ・コンポーネンツ(Electrocomponents)の株価バリュエーションは、PER16倍前後、EV/EBITDA10倍前後です。
やや割高感がある気もしますが、はたしてどうなるでしょうか。
とりあえず以上です。