京都大学大学院理学研究科『林愛明(りんあいめい/りんあいみん)』教授が論文不正か?
林愛明(りんあいめい)教授の論文に図の改ざんや盗用の不正
京都大学大学院理学研究科地震地質学の林愛明(りんあいめい)教授の論文に不正が見つかったとのことです。
これは3月26日に大学側の発表で確認されたもの。
大学側の発表によると、この論文は2016年4月の熊本地震に関する論文で、同年10月に米科学誌サイエンスに発表されたものとのことです。
この論文作成を主導したのは林愛明(りんあいめい)教授ですが、利用する図の改竄や盗用の不正が発覚しており、大学側が処分する方針とのことです。
林愛明(りんあいめい)教授の説明
今回の件、林愛明(りんあいめい)教授は
「作図ソフトに慣れていなかった」「ケアレスミス」「後でデータを差し替えるつもりだった」などと主張。
意図的な改竄はしておらず、結論も論理の組み立てなども変更はないと主張しているようです。
ここらへん、どのようなものなのかは論文の中身などをみないとわかりませんが、とりあえずデータの流用はよろしくありません。
林愛明(りんあいめい)教授のプロフィール・経歴
ここで、林愛明(りんあいめい)教授の経歴をみていきます。
南京大学卒業
国家地震局に勤務
東京大学地震研究所で松田時彦教授に師事
東京大学博士課程修了
神戸大学助手
静岡大学教授
プリンストン大学文科省派遣研究員
京都大学教授(地震テクトニクス)
林愛明(りんあいめい)教授の功績
林愛明(りんあいめい)教授は伊那谷でシュードタキライトを発見
地下十数キロ震源面以下には到達しないとおもわれてきた内陸地震断層の「すべり」が、30キロより深くにも及ぶことを発見
阪神淡路大震災では淡路島の野島断層で、わずか13センチメートルのなかにシュードタキライトや粘土板が18枚も重なっていたとのこと
以上、朝日新聞夕刊フロンティア列伝より
他にも、四川大地震の研究、富士川河口断層帯の研究など様々な方面で活躍されていた方でした。
林愛明(りんあいめい)教授と伊方原発直下の中央構造線
林愛明(りんあいめい)教授は、伊方原発直下の中央構造線について、以下のように説明しているそうです。
① 林愛明・京都大教授(地震地質学)
「今回ずれた断層の延長線上にひずみがたまり、大分県側でM7級の地震が起きることも否定できない。四国側の中央構造線が動く可能性もある」
— パグさん♪ (🌴政権交代🏖) (@fvjmac) April 16, 2016
熊本地震で大分側でM7級の地震が起きることもありうる。四国側の中央構造線が動く可能性もある。との見解です。
これに対して、同じく京都大学の岡田篤正・名誉教授(変動地形学)は
https://twitter.com/fvjmac/status/721340303173505026
前回の愛媛の地震から約400年しかたっておらず、ひずみがたまっていないとみられる。四国の中央構造線断層帯の活動が誘発される可能性は低い。とのコメントをしています。
ここら辺に同じ大学内での意見の相違があったようで興味深いですね。
もちろん、林愛明(りんあいめい)教授の行った行為は好ましいものではありませんが、傍からみているこちらとしては、
- 原発行政をめぐる政権側の思惑
- 中国による陰謀
- 学内におけるの派閥争い
そんななにかがあったんじゃないかと、疑ってみたくなりますよねw
多分そんなのないと思いますけどねw
とりあえず、今回の件は中身を確認してみないとよくわかりませんが、論文において図の盗用や改竄などはよろしくありません。
そこは間違いなく林愛明(りんあいめい)教授の側が悪い。
ただ、それですべての彼の主張が間違っていたと断じるのは、それもまた危険なように思います。
なるべく丁寧な調査が必要と思います。
以上。