AmazonのスマートスピーカーAlexa(アレクサ)、従業員がAI改善のため録音をチェック~プライバシーに重大な問題か
Amazonのスマートスピーカー『Alexa(アレクサ)』におけるプライバシー保護に重大な問題か
Amazonが販売しているスマートスピーカー『Alexa(アレクサ)』。
2018年のヒット商品ともなった、この『Alexa(アレクサ)』ですが、なんと音声を録音・収集してアマゾンに送信し、従業員がそれを聴いているということが判明したそうです。
Amazon’s Alexa isn’t just AI — thousands of humans are listening
『Alexa(アレクサ)』による録音収集は規約に書かれている
なお、この『Alexa(アレクサ)』による録音収集ですが、規約にはしっかりと書かれているとのこと。
しかし何十、何百ページにも及ぶ規約なんて一般的に多くの人は読むことはありません。
こういった重大なプライバシー侵害を含む条項を多くの文章に混ぜ込むようなやり方は好ましくないといわれていますが、まさにそういった手法でアマゾンは『Alexa(アレクサ)』に録音収集をさせていた模様です。
『Alexa(アレクサ)』による録音収集はAI改善のため?
なお、この『Alexa(アレクサ)』による録音収集ですが、あくまでも機械学習によるAIの精度向上をめざしてのもの、ということのようです。
これは一般的にタグ付けといわれる行為をさすと思います。
ある音声がどの意味を持つのか、独特のなまりなどの要素なども含めてタグ付けを行うことによって、AIの判読性能は高まります。
そのためには人力による判読も必要というのが、アマゾンの判断のようです。
『Alexa(アレクサ)』は奥さんの喘ぎ声も収集?
はい、『Alexa(アレクサ)』は生活音のすべてを収集します。
夫婦間の他愛無い会話も、子供の泣き声も、誰もいない部屋であなたがぶっ放した放屁の音も、奥さんのアヘ声も、ぜんぶ録音します。
そうしてアマゾンに送信され
これは子供の泣き声
これは放屁
これはアヘ声
と分類されてタグ付けされるわけです。
どうですか。
これでもスマートスピーカー使いますか。
自分は以前、
「スマートスピーカーは奥さんのあえぎ声も集めているよ。よくこんなもの使う気になるね」
と書いたところ、リツイートされて気持ち悪いと叩かれました。
https://twitter.com/chu_sotu/status/999852159079366656
いやしかし、この時の懸念はやはり当たっていたと思います。
AIの教育のためになら間違いなく人力による改善は必要ですから、Amazonが音声をチェックしているのはわかっていました。
そうした発想ができない人の方が、頭が生温いと思います。
以上。