EXILEのマネージャーは月500時間労働!?~アミューズ、吉本興業、LDHなど大手芸能事務所に労働是正勧告
EXILEのマネージャーは月500時間労働!?
アミューズ、吉本興業、LDHなど大手芸能事務所が相次いで労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが判明。
このなかでアミューズは2013年8月、労使協定を結ばない状態で従業員に残業させていたことで是正勧告を受けたほか
2018年10月には月に一度も休まずに働いていた従業員もいたとして再度勧告を受けたとのこと。
吉本興業は12年3月、過労死ラインの100時間の残業を超えた従業員がいたとして勧告を受けたほか、
18年8、9月には就業規則を変更したのに労基署に届けていなかったとして勧告
また休日勤務の割増金を払っていないことも勧告対象になっていたとのことです。
さらにはEXILEなどが所属するLDHは、14年1月にマネージャーなど複数の従業員の労働時間が400~500時間になったとして是正勧告。
昨年2月には残業時間が労使協定で定めた範囲をこえていたとして再度勧告になったとのことです。
各社共通して言えることは、2010年代前半から労基署に注意を受けてきたにもかかわらず、なかなか抜本的な労働環境の改善がされていないということでしょう。
EXILEのマネージャーは休みなし勤務だとしても一日16時間超の労働時間!?
EXILEの月500時間の労働というと、31日休みなし勤務としてみても一日16時間超の労働です。
もし土日きっちり休みをとれるとするなら、21時間44分程度の労働時間となります。
風呂と飯と睡眠はいつとれるのでしょうか。
正気の沙汰とは思えません。
仮にこれで労災で精神疾患になったとすると、健康保険や労災保険で国民が間接的に負担をすることになります。
LDHなどが違法なことをして従業員を労災に追い込んでも、国庫が一部負担することになるんです。
これは非常におかしな話です。
本来ならLDHなどのコンプライアンスを軽視した企業が全額負担すべきでしょう。
日本は、使用者側に対して労基署が非常に甘すぎます。
悪いことをやったら書類送検、それを徹底するだけでも、こうした問題はだいぶ減るはずです。
行政の対応が待たれるところです。
以上。