2018年10月26日 米国株式市況概況

 

 

S&P500

 

米10年債利回り

 

 

 

WTI原油

 

前営業日はこちら 2018年10月25日 米国株式市況概況

 


 

昨晩のNY株はアマゾンAMZN主導で大幅下落

ダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000もそろって大幅下落。

ただ寄り後1時間の下落ののちに急速に値を戻すなど、市場から完全に空気が抜けたわけではない状況。

時間を追うごとにプラスに転じる銘柄もあり、この下落局面で買いを入れる銘柄を選ぶ動きも一部にある。

海外を見渡しても、ジャイル・ボルソナロ氏の優位が伝えられるブラジル株が非常に強い他、

ブラジル大統領候補ジャイル・ボルソナロ氏の政策は案外悪くないんじゃね?

BHPやリオティントなどの資源銘柄がしっかりしていて世界景気の急速な後退を市場は予兆していないようにみえる。

 

 

この日を代表する銘柄は、なんといってもアマゾンだろう。

前日の決算で化けの皮がはがれたアマゾンAMZNは7.82%安。

一時10%程度下げる場面もあったが、買戻しも入る動き。

その他、前日に決算を発表したアルファベットGOOGLも決算内容を嫌気され下落(売上未達、コスト増)だが、終盤にかけてやや持ち直す動き。

ウェスタンデジタルは減収減益となった決算を嫌気し20%近い下落。SSD、NAND型フラッシュなど価格下落がきつい状況。

いっぽうでインテルINTCは堅調な決算で株価上昇。

インテルのCPUが足りていないため、ここもと小売市場でも納期遅れ、値上げが続いている。

 

なお、住宅市場の変調には注意が必要か。

この日もホームデポHD、ロウズLOWの二社が大幅に下落しているが、どうもここもと出てきている住宅関連指標がよろしくない。

金利の先高観も消えつつあり、金融株も保険銘柄を中心に下落。

 

 

合算出来高102億株

ざっくりみると、決済関連、情報技術関連など割高に買われてきた人気銘柄が大きく売られ、それに引きずられて全体が下げるも、そろそろ買い場と見た動きも散見される、そういう状況。

公益やREITが買われているわけではないので、ディフェンシブへの逃避は一服し、むしろ今後の成長株を探る動きになっているよういみえる。