iPhoneの利益率は低下中~一番稼いでいたのはiPhone 3GSか?

iPhoneの利益率がゆるやかに低下中~一番利益率が高かったのはiPhone3GSか?

 

毎年のように高くなっている印象があるAppleのiPhoneですが、実は利益率は低下している可能性がある、との分析記事が出ています。

 

これはテック関連メディアのThe Informationが報じたものですが

Apple’s iPhone Prices Soar, but Not Profit Margins

これによると、一番利益率が高かったのは2009年のiPhone 3GSだったとのこと。

この当時の利益率は74%に達しており、その後は漸減傾向をたどって現在は60%の利益率だとのこと。

リンク先には図が載っていますので参照してみてください。

2017年のiPhone Xをさかいに部品コストが急上昇しており、販売価格を大幅に引き上げても利益率は改善していないようです。

これには、iPhoneXから採用された2層構造のHDIや有機ELパネル、メトロサークなどが影響しているものと思われます。

最先端の電子部品を惜しげもなく使ったのが新型iPhoneであり、高くなるのはある意味覚悟の上だったように思います。

 

 

なお、iPhoneは年間のスマホ販売台数の20%弱のシェアしかないにもかかわらず、87%の利益を得ているとのこと。

この仕組みをささえているのが、ストレージ容量の差である可能性が指摘されています。

アップル社は、おなじシリーズでもストレージ容量の差で大きな価格差をつけていますが、実際のフラッシュメモリ価格からすれば、ストレージ容量の差異でそこまで費用がかかるのはおかしい、ということのようです。

 

しかしさすがにここまで価格差が開くと、ボッタクリ感が強まると思います。

信者もさすがについていけないでしょう。

世界的にみれば、みんなシャオミやファーウェイに逃げていってます。

iPhoneは今後、きちんと売れていくのか・・・いろいろ不透明感が強いとおもいます。

以上。