中国国家統計局発表の2018年11月の製造業PMI、非製造業PMI
中国国家統計局が2018年11月の製造業PMI、非製造業PMI、総合PMIを発表しました。
前回はこちらです。
中国国家統計局 製造業PMI
いよいよ好調・不調の分かれ目である50.0に到達しました。
かなり落ち込んでいることがわかります。
PMIの各項目の説明をします。左からPMI、生産、新規受注、原材料在庫、雇用、サプライヤー納期、新規輸出受注、輸入、購買数量、購買価格、製品出荷価格、完成品在庫、受注残、期待指数
生産、新規受注ともにジリジリさげてます。
納期は改善していますが、これはヒマな取引先が増えた可能性もあります。
新規輸出受注は相変わらず弱く47、内需が弱いことから輸入指数も47.1と悪化
注目すべきは購買価格と出荷価格の急低下、完成品在庫も伸びていることから、モノのデフレモード突入の可能性が出ています。
中国国家統計局 非製造業PMI
非製造業PMIも低下しています。
内需も冷え込んできているのがわかります。
各項目ごとにみていきましょう。
左から事業活動、新規受注、購買コスト(投入価格)、サービス販売単価、雇用、期待指数、
新規事業数、受注残、棚卸資産、納期
※下の段は解釈が間違っているかもです。
こちらも、購買コストとサービス販売単価が下がっています。
中国政府はマネーをじゃぶじゃぶにしているようですが、その割にデフレっぽい動きが出ています。
中国国家統計局 総合PMI
総合PMIです。
市場の一部にはいろいろ期待もあるようですが、中国の実体経済の悪化はいまだ収まっていないいないもようです。