【中国】中国移動、中国聯通、中国電信に5G向け試験周波数帯域を割り当て
中国工業情報化部が中国移動、中国聯通、中国電信に5G向け試験周波数帯域を割り当て
中国工業情報化部が中国中国移動(チャイナモバイル)、中国聯通(チャイナユニコム)、中国電信(チャイナテレコム)の3社に2020年までの試験周波数を割り当てたとのことです。
The Chinese government said that the new licenses will be valid until 2020
2カ月ほど前からファーウェイの基地局納入が大規模に始まっていると伝えられており、いよいよ中国が本腰をいれて5G普及をおしてきたな、という感じがあります。
なお、今回試験的に割り当てられた周波数は以下の通りですが、たぶんこれは実用ベースでも同じ周波数で行われると思います。
周波数帯域を変更すると、それだけで数か月は設備開発・試験期間が必要になりますから。
チャイナモバイル(中国移動)の5G周波数帯域
2.5GHz帯で2515~2675MHzの160MHz幅
4.5GHz帯で4800~4900MHzの100MHz幅
チャイナ・ユニコム(中国聯通)の5G周波数帯域
3.5GHz帯で3500~3600MHzの100MHz幅
チャイナ・テレコム(中国電信)の5G周波数帯域
3.5GHz帯で3400~3500MHzの100MHz幅
中国の5G試験周波数帯域割り当ての印象
まずは普及優先で低い周波数帯域から始める、といったことでしょう。
今から試験開始となれば、2019年夏~秋くらいには商業ベースで開始できそうに思います。
ただ、より高域(ミリ波もしくはミリ波に近いところ)を利用した本格的な高速性、低干渉性を実現するには2021年からになりそうです。
そのころには高域の5G基地局ユニットが増えるでしょうから、かなり大規模な投資が行われるように思います。
とりあえず、以上です。