中国当局によるテンセントやネットイースのゲームへの規制に変化の兆しだが・・・
今回もフォートナイトやPUBGは認可されず~テンセントやネットイースへのゲーム規制
昨年4月に急遽はじまり、業界を震撼させてきた中国当局によるゲーム表現への規制強化。
中国がゲーム規制を強化へ~テンセントやネットイースには悪影響の可能性~
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この基準強化を徹底するため4月から12月半ばまで、一切のゲーム認可作業が止まり、中国では新たなゲームを発表して収益化することができなくなりました。
これによりテンセントなど、ゲームを収益の中心に据えてきた企業の業績の伸びが鈍化。
株式市場でも20兆円?規模の時価総額が吹き飛び、他社もあわせれば30兆円以上の時価総額への影響が出たと思われます。
これらの暴落により損失を被った投資家は消費なども落ち込み、中国の裏デレバレッジとも言える状況に繋がりました。
ようやく昨年12月から新たな認定開始だが、テンセントやネットイースのゲームは認可されず
ようやく昨年12月からは当局の態勢も整い、ゲームの認証が開始されました。
中国国家広播電視総局によるゲーム審査、ようやく再開でテンセントなどゲーム関連株が上昇
が、いつまでたってもテンセントやネットイースのゲームは認可を通過したものが出てこない。
「テンセントやネットイースは中国当局に嫌われているんじゃないか?」
という噂さえ流れる状況でした。
中国政府がゲーム認可第二弾を実施も、またもやテンセントなど排除される~大きくなったらゲームはやめようということ?~
中国がゲームの許認可作業を再開~しかしテンセントのゲームは一本も入っていない~背景に役人の嫉妬心?
とりあえず、こうした状況は変化を見せてきています。
テンセントとネットイースのゲームは認可された・・・しかし・・・
今回、テンセントとネットイースが当局に嫌われているのではないか?
という懸念は払しょくされたかもしれません。
ようやく、4回目の登録作業により、両社のゲームは当局の認可リストに入りました。
しかし・・・
テンセントとネットイースのゲーム、当局に認可されたのはお行儀のいいゲームのみ
ようやく当局のお墨付きを得られたテンセントとネットイースですが、選ばれたのはフォートナイトやPUBGなどではなく、とてもお行儀のいいゲームだそうです。
『Fortnite(フォートナイト)』の中国展開に暗雲~テンセントまたもやゲーム認可おりず
具体的には、Wood JointsとFolding Fanというゲームで
「中国の伝統的な建築や職人の技を学べる内容」
のものだとのことw
Tencent gets China nod for two mobile games, but not for blockbusters
さすがですね、中国政府。
今後もこの調子が続くような、中国国内ではゲーム産業は衰退することでしょう。
むしろ、ゲーム産業の衰退こそが中国共産党の目的かもしれません。
中国共産党にとって、ゲーム中毒は麻薬中毒と同じくらい忌むべきものなのかもしれません。
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以上。