インドのフードデリバリー『Swiggy』にテンセントが出資
インドのフードデリバリー『Swiggy』が総額10億ドルのシリーズHラウンド資金調達を実施~Naspersが主導してテンセントなども出資
インドのフードデリバリーサービス大手『Swiggy』が総額10億ドルの資金調達を実施したそうです。
Indian food delivery startup Swiggy raises US$1B investment led by Naspers
金額は総額10億ドル規模。
主導したのはテンセントの大株主でもあるナスパース(Naspers)で、DSTグローバル、美団点評、Coatue Management、テンセント、ヒルハウス、ウェリントンマネージメントなどが応じたとのこと。
これまでのSwiggyの調達がくは12.6億ドル
インドのフードデリバリー事業においては最大規模となっています。
テンセントが出資した『Swiggy』とは?
テンセントが出資した『Swiggy』は、2014年創業で50以上の都市に50000以上の提携先を持つフードデリバリー企業です。
『Swiggy』への出資者は、上記テンセントやナスパースのほかにAccel India、SAIF Partners India、Bessemer Venture Partners、Harmony Partners、Norwest Venture Partnersなどが並んでいるとのことです。
シリーズHラウンドまで調達しても上場しない『Swiggy』
今回なかなか異質に感じるのは、『Swiggy』がシリーズHラウンドまで資金調達を続けているということです。
本来ならせいぜいシリーズDくらいでやめておくと思うんですが、シリーズHまでやるということは、よほど資金が足りないのでは・・・という感じがします。
というか、上場したいけどできる環境じゃなくなっちゃった・・・ということでしょうか。
いろいろと苦しい状況に向かっているように感じますが、どうなんでしょうか。
個人的には、こうしたユニコーンへの投資が、2018年央にかけてのバブルの中心にあったと感じてきました。
昨今、上場できずにだらだら資金調達をし続けるユニコーン企業が多いですが、この調子でいったら、いずれこれらは息継ぎできなくなるのではないか、と思っています。
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とりあえず、今後の展開を楽しみにみていきましょう。