【統計】2019年3月中国貿易統計~輸入~

【統計】2019年3月中国貿易統計~輸入~

2019年3月の中国貿易統計 輸入

今月は前年同月比米ドル建てで輸入が7.6%減

前月の5.2%からさらに減少しています。

また、1-3月累計でも4.8%減となっており、

中国の内需がいまだ活発でないことを示していると思われます。

なお前月はこちら⇒【統計】2019年2月中国貿易統計~輸入~

 

 

2019年3月中国貿易統計~輸入項目表~

2019年3月 3月単月 累計 累計前年比
Fresh and dried fruits and nuts 842.8 3,030.20 25.7
Grain and grain flour 394.6 1,431.50 -9.5
Soy 2,009.20 7,265.00 -11.5
Edible vegetable oil 375.5 1,293.40 27.9
Iron ore and its concentrate 7,405.00 20,644.20 3.4
Copper ore and its concentrate 2,759.80 8,656.20 7.2
Coal and lignite 1,794.60 5,780.90 -10.8
crude 18,563.20 54,604.10 1
Refined oil 1,640.70 4,664.30 1.7
No. 5-7 fuel oil 660.4 1,809.50 8.6
natural gas 3,220.60 11,662.90 43.5
Pharmaceutical products 3,064.50 7,888.30 21.4
Mineral fertilizers and fertilizers 320.3 1,093.50 25
Primary shape plastic 4,543.60 12,778.50 -4.8
Natural and synthetic rubber (including latex) 865.5 2,323.40 -15.1
Logs and sawn timber 1,460.80 4,219.30 -18
pulp 1,234.50 4,061.20 -16.8
Textile yarns, fabrics and products 1,442.70 3,694.20 -7
Steel 1,219.30 3,606.70 -16.3
Unwrought copper and copper 2,634.90 7,786.00 -15.2
Solid waste (waste plastic, waste paper, scrap metal) 962.5 2,807.00 -34.1
Metalworking machine 662.2 1,920.20 -25.1
Automatic data processing equipment and components 2,546.50 7,187.10 -0.5
Diodes and similar semiconductor devices 1,653.40 4,539.50 -8.6
integrated circuit 24,341.50 64,976.30 -7.7
Car and car chassis 3,483.90 10,643.10 -15.5
automobile parts 2,442.80 7,419.60 -11.4
Aircraft with an empty weight of more than 2 tons 2,156.00 5,765.40 43.2
LCD panel 1,938.80 5,471.50 -18.5
* Agricultural products 10,595.80 34,051.50 7.2
*electronics 73,509.80 202,621.70 -8
*High-tech products 52,159.20 141,280.00 -6.4

 

2019年3月中国貿易統計~輸入解説~

相変わらず生鮮野菜やナッツ類などの輸入が非常に高い伸びを示しています。

これは、中国人の生活スタイル、食生活の向上を示していると思われます。

またここもと、鉄鉱石の輸入が増加傾向にあります。

中国はインフラ投資など公共事業の積み増しで景気刺激を目指しており、

こうした需要で鉄鋼生産が好調に推移していることがみてとれます。

 

原油の輸入は年初からの累計ベースで1.7%増と鈍化傾向

天然ガスは43.5%増となっていますが、こちらも月次ベースでは減少傾向にあります。

今年は暖冬傾向だったこと、中国国内の天然ガス在庫が潤沢にあることなどが背景にあるものと思われます。

 

なお、生産財として利用される半導体、電子部品、自動車部品などは1月の輸入量まで戻しましたが、いまだ本格的な回復には至っていません。

今後の動向を見守るべきと思われます。