【統計】2018年10月鉱工業生産指数出荷指数速報ヒートマップ
このデータは直近12カ月の出荷を対前年比で比較し百分率でヒートマップ化したものです。
使用しているデータは経済産業省の鉱工業生産速報値品目別原指数です。
なお、前回2018年9月の鉱工業生産指数はこちら↓
【統計】2018年9月鉱工業生産指数出荷指数速報ヒートマップ
2018年10月鉱工業生産指数解説
季節調整済指数 | 原指数 | |||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比 | 指数 | 前年同月比 | |
生産 (前月値) | 105.9 (102.9) | 2.9 (-0.4) | 109.4 (103.8) | 4.2 (-2.5) |
出荷 (前月値) | 106.6 (101.1) | 5.4 (-2.0) | 109.2 (103.0) | 7.7 (-2.9) |
在庫 (前月値) | 101.2 (102.6) | -1.4 (1.2) | 102.1 (101.6) | -0.8 (3.5) |
在庫率 (前月値) | 97.4 (105.2) | -7.4 (2.4) | 95.9 (102.6) | -8.3 (7.1) |
(経済産業省より)
今月の鉱工業生産は、前月に引き続き特殊要因によって大きくブレています。
在庫が前年比マイナスになっていますが、これは前月9月に台風などの影響で鉄鋼など寄与率の高い製品の動きが鈍っていたことが原因とみられ、一時的要因であろうと思われます。
出荷も自動車、鉄鋼など総じて寄与度の高いものがリバウンドしており、これも同様に災害の影響でしょう。
この要因を排除すると概ねこれまでと同様に在庫は積み増し、出荷はそこそこ好調をキープといったあたりではないかと思われます。
なお、資本財の一部には、鉱工業生産指数全体のリバウンドに逆らうようにして落ち込み始めているものがあります。気を付けていくべきと思われます。