投資アイデア~株主優待の違法性を問いながら関連銘柄を売る?
投資アイデアをひとつ公開~株主優待の違法性を訴えて関連銘柄を売る?
ずっと昔から考えている投資アイデアをひとつ公開します。
このアイデアが有効であるかどうかはわかりません。
自分でやろうとも思いません。
有効であるかどうか確信が持てないことと、
資金量的に限度があることと、
あまり表立って活動したくないことが理由です。
とりあえず、考えているのは表題のとおりです。
「株主優待は株主平等の原則に反する」
という民事訴訟をいくつかの企業に対して行いながら、株主優待のおかげでバリュエーションが高く保たれている銘柄群を売る、というものです。
たとえば私鉄株ですが、株主優待券が株数ごとに配られます。
フリー乗車チケットやフリーパスなどが多く、昔からこれらの優待目当ての保有者が少なからずいました。
こういった保有者は、株主優待がなくなれば手放すことが想定されます。
銘柄にもよりますが、私鉄株のPERは30倍前後のものが多いです。
もしも優待がなくなれば、20倍より下になることが想定されるのではないか、と思っています。(優待が比較的ショボいJR各社の株価は10倍台半ばです。)
また、流動性が低すぎて売るには向きませんが、某老舗劇場なども同様です。
こちらは劇場招待券が優待として配られます。
これを目当てにした保有が多く、なんとPERは300倍超
まるで新興のハイテク株のようです。
こういう企業に株主平等原則を盾にして優待廃止を迫り、それをメディアを使って煽り、場合によっては訴訟をおこす・・・
なんにしてもそうなんですが、優待銘柄は株数に応じた比例的な優待配分になっておらず、株主平等原則という観点からはかなり異常な状態になっている、と自分はみています。
ESGのうちのGガバナンスの観点からは著しく問題であるはずです。
ここを叩いて、株主優待廃止の流れを創り上げれば、バリュエーション調整がおきるのではないか、とみています。
とりあえず、この手法が有効であるかどうかはわかりません。
かなりエネルギーを費やす作業になるので、やる価値があるとしたら大規模なアクティビストファンドなどだけでしょう。
ただ、誰かにはやってほしいなぁと思っています。
株主優待は、さっさと廃止されるべきです。
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