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2018年8月20日 米国市況概況

 

昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000の4指数が揃ってプラス。ただ、ナスダックの上昇は微々たるもので実質横ばい。

これといった材料のある日ではなかったが、モメンタム継続で最高値を意識して終日にわたり小じっかりした展開。

セクター別にみると、値下がりは公益、情報技術、生活必需品セクターだが小幅な動き。当然この並びでは市場が強気なのか弱気なのかは判読不可能。

セクター別に見て上昇が目立つのは航空大手。需要が堅調との見通し。

デルタエアDAL、ユナイテッドコンチネンタルUAL、アメリカンエアAAL、サウスウェストLUV、アラスカエアALKなど3%弱から6%弱の上げ。

 

エネルギーセクターは総じて大きく売られたあとの買戻し的な動き。

逆に公益は、上昇した後の売戻し的な動き。

弱かったのは、やはり半導体、セミコン関係に多かった。

半導体に不具合と報じられているインテルINTCが安く、ブロードコムAVGO、テキサスインスツルメンツTXN、アナログデバイセスADI、スカイワークスSWKS、アプライドマテリアルズAMAT、ウェスタンデジタルWDCなどは下げトレンドを継続。

また規制強化の流れが懸念される情報技術も安く、フェイスブックFB、マイクロソフトMSFT、アップルAAPL、アマゾンAMZNなど全体的に小さく下げた。

 

合算出来高は極めて乏しく53.1億株

値上がりはしているし、値上がり銘柄の方が2倍以上多いには多いのだが、上値を買いあがる勢いがない。

FOMC議事要旨待ちだの、ジャクソンホール待ちだのと言っているが、たんに買い上がりたくないだけだろう。

かといって、トレンドが上向きだから売るわけにもいかない、そんなところではないか。

何らかの理由で下向きに向かえば、結構大きな動きになるんじゃないか?という気がする。

その際は、円は対ドルで3円程度一気に動いても不思議ではないだろう。すでに対ユーロではその兆候が出ている。

以上、当たるも八卦、当たらぬも八卦。