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2018年8月17日 米国市況概況

昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000の4指数揃って上昇。

全体相場は上昇しているが、フィラデルフィア半導体株指数は逆行して低下。

また情報技術関連が売られたりと、明らかに今までと違った流れになってきている。

上昇寄与は不動産、素材、生活必需品、工業など。

 

この日、特徴的だったのは決算を嫌気されたエヌビディアNVDA。

ゲームPC向けは想定内の伸び、自動運転向けは研究用途にしか需要が伸びず、期待された仮想通貨向けは利益が出せないとのことで5%近く株価下落。

シリコンサイクルのスーパーサイクル化を期待していた向きが半導体製造装置株を売るかたちになり、アプライドマテリアルAMAT、ラムリサーチLRCX、KLAテンコールKLACなどが大幅下落。終盤にかけてもどしたものの、アプライドマテリアルは直近安値を割ってきた。

また、情報技術関連でアップル以外のFAANGが軟調。

アルファベットGOOGL、フェイスブックFB、アマゾンAMZN、ネットフリックスNFLX、マイクロソフトMSFTなど下落。

他にもソフトウェアのアドビADBE、セールスフォースCRM、インテュイットINTU、レッドハットRHTなど下落

ゲームのアクティビジョンATVI、エレクトロニックアーツEAなどは中国の規制強化を嫌気して下落

 

いっぽうで不動産、REITは堅調

公益もしっかり

食品、洗剤、オムツ、食肉などの生活必需品関連も総じて上げ

工業、資本財、素材、小売りもしっかり

 

とりあえず、半導体、半導体製造装置、ソフトウェア、情報技術などのハイテク分野からセクター移動している。まだ市場から資金は逃げていない。そんな相場。

 

合算出来高は60.6億株。ややエネルギーが減少気味。