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2018年8月13日 米国市況概況

 

昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000の4指数揃って下落。夏休み期間中で商いが乏しいなか、トルコリラ暴落の余波でリスクオフの流れが継続した。

この日の下落を主導したのはエネルギー株と素材株と金融株。

まずエネルギーは原油価格が軟調に推移したことを素直に嫌気して下落。

エネルギー関係は全体的に軟調だったが、とくにテクニップFMC(FTI)やハリバートンHALなどのエネルギー関係設備株が2%半ばの下落。シマレックスXEC、サウスウェスタンエナジーSWN、ニューフィールドエクスプロレーションNFXなど小型独立系エネルギー企業が3%を超す下落となった。

トルコリラ暴落が欧州金融機関に与える影響を懸念してバンカメBAC、JPモルガンJPM、シティC、PNC、USバンコープUSB、モルガンスタンレーMS、ゴールドマンサックスGSなど銀行・投資銀行が下落。

世界的な景気鈍化懸念から資本財・素材なども売られGEは2.51%安と安値更新。

自動車など消費関連も売られGM1.18%安、フォードF2.88%安。

住宅指標も悪化したことからDRホートンDHI、レナーLEN、プルートPHMがそろって3~5%の下落となった。

情報、ハイテク関連は一時アップルAAPLやアマゾンAMZNが最高値を更新し指数も戻す場面があったが、引けてみれば高安まちまち。

ヘルスケア、公益なども勢いがなく、買い意欲の薄さがみえる相場だった。

NYSE、ナスダック市場の合算出来高は63億4000万株

 

 

一部の株式が市場を主導する相場はいつまで続くだろうか。