【AXP】アメリカン・エキスプレス(American Express)の業績・決算と株価～クレジットカード大手

今回はクレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(American Express)についてみていきます。

一般的に、クレジットカード大手というとビザ、マスターカード、アメリカン・エキスプレス(アメックス)が3大大手になります。

しかし、アメリカン・エキスプレスはビザ、マスターカードと異なり、決済サービス以外にも金利収入も得ています。

そのぶんだけ、リスクを負っています。

そんなアメリカン・エキスプレスについて、まずは事業内容から見ていきましょう。

アメリカン・エキスプレスの事業内容はクレジットカードの決済サービスと金融サービスが軸になっています。

ビザやマスターカードが決済サービスに特化しているのと異なり、アメリカン・エキスプレスは自身が発行体になってクレジットカードサービスを提供しています。

またアメリカン・エキスプレスはトラベラーズチェックや旅行傷害保険なども提供しており、金融業としての色彩の強い企業となっています。

そのぶん収益は好景気時に上がりやすいのですが、逆に不景気時に下がりやすい。

シクリカルな影響を受けやすい構図となっています。

アメリカン・エキスプレスは、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが17.7%保有の筆頭株主となっています。

これを受けて、アメリカン・エキスプレスをバフェット銘柄として盲目的に買っている信者もいるとか、いないとか。

アメリカン・エキスプレスの業績推移は以下のようになっています。

https://twitter.com/chu_sotu/status/1119270294131105793

ごらんのとおり、利益は安定して増加している、とは言えない状況です。

EPSもよくブレていることがよくわかります。

https://twitter.com/chu_sotu/status/1119270121581633536

前期比で営業利益段階、EPS段階など減益となっています。

アナリストの事前予想よりは上ですが、あまり気分のいい決算ではないでしょう。

以下はセグメント比較になります。

https://twitter.com/chu_sotu/status/1119270212505706497

ぶっちゃけ、このセグメント分類の仕方が微妙にわかりにくいです。

月足

日足

アメリカン・エキスプレスの株価は、非常に良好なパフォーマンスを示しています。

しかし、業績はさほど良好とも思えません。

過去からあまり変化がないわりに、株価だけは高くなっています。

月足のタイミングというか、リズム感からみると、少々危険性があるのではないか・・・という気がしているのですが、さてどうなるでしょうか。

とりあえず、上記はあくまでも個人的見解です。

特定の投資スタンスをおすすめするものではありません。

投資にあたっては自己責任でお願いいたします。

以上。