【CL】歯磨き粉世界一~コルゲート・パルモリーブ(Colgate Palmolive)の業績と株価~シーゲル銘柄?
今回は歯磨き粉の世界ナンバーワンブランド、米国の日用品メーカーであるコルゲート・パルモリーブ(Colgate Palmolive)の業績と株価についてみていきます。
まずはコルゲート・パルモリーブの会社説明からはじめます。
コルゲート・パルモリーブ社の会社説明
コルゲート・パルモリーブ社は米国の日用品メーカーです。
とくに歯磨き粉のシェアが高く、世界でナンバーワンの売り上げ規模を誇っています。
コルゲート・パルモリーブ社の事業
コルゲート・パルモリーブ社は事業の約半分が歯磨きなどのオーラルケアとなっています。
石鹸やシャンプー、制汗剤などのパーソナルケアが20%程度
台所用洗剤、洗濯洗剤や柔軟剤などホームケアも20%程度
のこりがペットフードビジネスとなっています。
コルゲート・パルモリーブ社の地域別業績
コルゲート・パルモリーブ社はおもに新興国に強い企業です。
アメリカやヨーロッパなど先進国での売り上げは40%程度でしかなく、残りは中南米、アジア・パシフィック、アフリカなどとなっています。(2019年初め)
コルゲート・パルモリーブ社のビジネスは、低品質だけれど必要十分な製品を安く提供するビジネスとなっています。
コルゲート・パルモリーブ社は1963年以来増配途切れず
コルゲート・パルモリーブ社は配当キング銘柄として知られ、本当に長い間増配し続けてきました。
ですが、そのことによって財務は相当に傷んでいます。
Shareholders equityはかなり過少です。
とりあえず、いまのところはキャッシュフローに問題はありませんから気にする必要ありませんが。。。
コルゲート・パルモリーブ社はジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」で推奨されていた銘柄
コルゲート・パルモリーブ社はシーゲル信者の大好きな銘柄です。
この銘柄が下がるとシーゲル信者の機嫌が悪くなります。
悪いことを書いても機嫌を悪くさせかねません。
コルゲート・パルモリーブ社の業績
ここからはコルゲート・パルモリーブ社の業績についてみていきます。
(以下の記事は2019年1月28日に書きました)
コルゲート・パルモリーブ社の2018年Q4決算の業績
https://twitter.com/chu_sotu/status/1089767955242483713
コルゲート・パルモリーブ社の2018年Q4決算
対前年同期比で売上減少
売上総利益率が0.7%低下
営業利益率も24.7→23.4に低下
営業利益大きく減少
実効税率が一時的に下げられたことで最終利益は増益だが、明らかに良く無い数字。
コルゲート・パルモリーブ社2018年Q4決算 セグメント別業績
https://twitter.com/chu_sotu/status/1089768061937184768
コルゲート・パルモリーブ社のセグメント別業績
北米、中南米、アジアパシフィックで利益減少
まったくいいとこなし
コルゲート・パルモリーブ社2018年Q4決算の地域別業績
https://twitter.com/chu_sotu/status/1089768176278134784
コルゲート・パルモリーブ社の地域別業績。
対前年のボリューム比較でみると、トータルで0.5%減っている。
とくに新興国で非常に大きく落ち込んでいることに注意。
ラテンアメリカ3.5%減、アジア0.5%減、アフリカ・ユーラシア3.5%減、新興国平均で2.0%減少
なお、北米でも2.0%減少
とりあえず、コルゲート・パルモリーブ社の業績低迷は、価格引き上げ戦略が上手くいっていないことに原因がある。
また、アジアパシフィックは値下げしても減っていることに注意。
コルゲート・パルモリーブ社の株価 2019年1月25日 シーゲル信者は生き残れるか?
コルゲート・パルモリーブ社の株価は、ここもと非常に弱い動きを示している。
逆三尊を中期でも長期でもつけており、ネックを切って非常に悪いチャートパターン。
上値はかなり重たいようにみえ、全体相場が回復するときには真っ先に売られることが予想される。
なお、上記はあくまでも個人的な見解であり、特定の投資行動をおすすめするものではありません。
投資にあたっては自己責任でお願いいたします。
以上。