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コーニング2018年Q1決算 スマホ向けガラス減少 5G向け光ファイバ向けガラス需要増

Corning profit beats, but smartphone glass sales fall

米ガラス大手 コーニングの2018年Q1決算発表

端的に言ってしまえば、あまりよくない。

とりあえず見ていきましょう。

データは以下の公式サイトから抜粋

Corning Reports First-Quarter 2018 Financial Results and Continued Progress on Strategy and Capital Allocation Framework

 

売上は増加、EPSはダメダメ

 

セグメントごとにみていきます。

液晶ディスプレイ向けガラスは競争激化で価格低下、数量も伸びない。トップラインもボトムラインもダメダメ

 

光ファイバー向けなどを中心としたOptical Communicationsセグメントは8%増加。ただしコスト上昇で?利益は伸び悩み。どうやら、通信各社が5G投資の前段階として、基幹網向け光ファイバー敷設をちまちまやってるらしい。この需要が伸びている。

 

スマホ向けゴリラガラスなどを含むSpeciality Materials部門は売上、利益ともに大幅減。これは多くの他のスマホ各社、電デバ各社、半導体各社の株価にも影響します。大事。

 

環境分野は伸びている。主にディーゼル向けとか、ガソリン車の排ガス浄化装置(GPF)向けとかそういうやつ。

 

ライフサイエンス分野も伸びている。これは主に検査機器とか試験管とかシャーレとかあーゆーやつ。

 

 


とりあえず、全体的に見るとコーニング決算はしょっぱい。

ただ、この会社の決算は、この会社へ投資する人たちだけでなく、多くの電デバ、スマホ、液晶、半導体メーカーの需給予測にも使える。・・・というわけで大事なのです。

 

詳しくは同社ホームページで数字をご確認ください。

 

一応株価チャートのせておきます。