【統計】世界の地熱発電 国別ランキング【グラフ】
今回は、クリーンエネルギーのひとつとして期待されている地熱発電についてみていきます。
地熱発電 国別比率 2017
US | 3719 |
Philippines | 1928 |
Indonesia | 1860 |
Turkey | 1064 |
New Zealand | 978 |
Mexico | 919 |
Italy | 916 |
Iceland | 708 |
Kenya | 676 |
Japan | 549 |
Costa Rica | 208 |
El Salvador | 204 |
Nicaragua | 160 |
Russia | 82 |
Papua New Guinea | 56 |
Chile | 48 |
Guatemala | 48 |
Germany | 39 |
Honduras | 35 |
Portugal | 33 |
China | 27 |
France | 19 |
Guadeloupe | 15 |
Ethiopia | 7 |
Hungary | 3 |
Australia | 2 |
Austria | 1 |
Thailand | 0 |
アイスランドの地熱発電
発電量のシェアでみるとアメリカが圧倒的ですが、対GDPなど国力対比でみるとアイスランドなどの国の地熱発電量はかなり多くなっています。
大西洋中央海嶺に属するアイスランドでは地熱エネルギーの利用が活発です。
アイスランドの地熱発電所では、世界第3位の規模を誇るヘトリスヘイジ地熱発電所や、スパなどを併設したスヴァルスエインギ地熱発電所が有名。ほかにクラフラ地熱発電所、ネシャヴェリル地熱発電所なども古くから稼働しています。
コスタリカ、エルサルバドル、ニカラグアの地熱発電
コスタリカ、エルサルバドル、ニカラグアなどの中南米国家も地熱発電が盛んです。
エルサルバドル アウアチャパン地熱発電所 ベルリン地熱発電所
とくにエルサルバドルは非産油国で早くから地熱発電を利用。
アウアチャパン、ベルリンなどの地熱発電所を利用しています。
コスタリカ ラスパイラス地熱発電所 ミラバレス地熱発電所
コスタリカではコスタリカ電力公社ICEが国際協力機構JICAの支援によりラスパイラス地熱発電所を運営。
ミラバレス地熱発電所とともに同国のエネルギーの約15%を供給しています。
地熱発電量 国別推移
近年、地熱発電量を急激に伸ばしているのはトルコとインドネシアでしょう。
トルコ ゲルメンチック地熱発電 アラシェヒル地熱発電所 クズレデレ地熱発電所
トルコは独立系発電事業者IPPのゲルマット社(Gurmat Electric Generation)がゲルメンチック(Germencik)地熱発電所を運営。
ゾルル財閥のゾルル・エナジー(Zorlu Energy Group/Zorlu Enerji )はアラシェヒル地熱発電所、クズレデレ地熱発電所などを運営しています。
インドネシア サルーラ地熱発電所
インドネシアは世界最大規模(330MW)の地熱発電所であるサルーラ地熱発電所を抱えており、このプロジェクトには現地インドネシアのPT Medco Power Indonesiaのほか、技術協力としてOrmat Technologies(NYSE:ORA)、伊藤忠商事、九州電力、国際石油開発帝石が参加しています
以上。