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トランプ関税の行方3 欧州・・・バーボンやリーバイスは本命でない可能性

前回の記事では、トランプ関税に関する中国側の動きを書きました。

今回は欧州について書きたいと思います。

先日、こんなニュースが流れました。

 

 

EU、米関税に報復検討 ハーレーやバーボン、リーバイス対象(CNN)

 

ハーレー、バーボン、リーバイス・・・なんかこう・・・田舎の白人オッサンがいかにも好きそうなブランドを狙い撃ちした報復関税ですね

 

 

 

なんだか肩透かしですね

 

これらはEU全体ではなくドイツとフランスの対米国貿易のデータです。

これをみてもわかるとおり、米国とEUとは結構似たような品目で競合しています。

ですから、特定の品目に高関税をかける戦略は取りにくいです。

 

 

ちなみに、この報復関税検討のニュースを受けてトランプ大統領は

 

 

さっそく釘をさしてます。

EUが報復措置をとるなら、「フォルクスワーゲン、ダイムラー、BMW、ルノー、プジョーなどの輸入車に関税かけてやるぞ!」などと言いだしました。

どう考えてもリーバイスやバーボンとは売上高の桁が違う気がするんですが、トランプの頭の中ではそんなの関係ないんですねw

 

 

個人的には、欧州が報復をしたいのならば、GoogleやApple、Amazonなど国境を跨ぐ商売に対する税率引き上げをするのではないかと思っていました。ですので、バーボンやリーバイスだけってのはかなり甘いなぁ~という印象を受けます。まさかこれが最終案ではないと思います。

 

 

まだどういった方向に進むかはわかりませんが、とりあえず火種が消えるまでは燻りつづけます。直接的な影響を受けるかもしれない産業(欧州自動車メーカー、鉄鋼メーカーなど)については注意深く見ていく必要があると思います。

 

 

 

 

by中卒くん